15cm 留鳥
日本に生息するキツツキとしては最も小さい。雄より雌がやや大きい。
灰褐色と白のまだら模様の羽色をしている。南方に分布するものほど体色が濃くなる傾向がある。雌雄の羽色の違いは後頭部にある赤い斑の有無程度だが、野外ではほとんど見えないため、羽色で雌雄を区別することは困難なことも多い。
足には前指2本と後指2本がある。
平地から山地の林に生息する鳥であるが、近年は都市の近郊にも定着しており、市街地に近い街路樹や人家の庭木、公園の樹木などでもよく見られる。
嘴で木を強く連続して叩いて音を出すドラミングも行う。ドラミング音は、アカゲラなどの大型のキツツキに比べ小さく短い場合が多い。
単独やつがいでいる場合のほか、シジュウカラなどと混群をつくる場合もある。
枯れ木や生きた木の枯れ枝などに巣穴を作る。
食性は雑食だが、主に昆虫などの節足動物を捕食し、木の実を食べることもある。樹皮につかまり、縦横にこまかく移動しながら、表面からつまみとったり、つついて小さい穴を開け、長い舌を隙間や昆虫の掘った穴に差し入れて摂食する。
2011.5.3 秋田市
2012.5.13 秋田市
2012.5.26 秋田市
2013.3.10 秋田市
2013.3.10 秋田市
2015.12.6 秋田市
2019.10.13 秋田市
2021.5.4 秋田県内某所