2011年 7月3日 27/22℃ 曇りのち晴れ
7月に入り今年も一年の半分が過ぎ、折り返しとなりました。
今日は午後から雨予報ということで、午前中が勝負の早朝から観察開始です。
午前4時起床で外の様子を見てみると霧が立ち込めていました。
な、なんだこれ(´Д`)
もしかして早起きした意味がないんじゃないか?という気持ちをよそに家を出ます。
ここ最近同じようなコースで観察していたので、今日は気分を変え男鹿方面に行ってみることにしました。
目的はササゴイとコサギの観察です。
しかし男鹿に着いてみると霧が一層酷くなり、男鹿観光案内所にそびえ立つ「なまはげ像」の頭が見えません(@_@;)
濃霧の為、対向車も皆ライトを点灯し走行しています。
これじゃあ観察どころじゃないなぁという暗澹たる気持ちとなり、右往左往すること3時間、ようやく霧が晴れてきました。
先ずはササゴイの観察です( ^-^)
私にとってササゴイは漁師さんというイメージがあり、魚を捕る瞬間を間近で観察する為に今日は迷彩ネットを用意!
ササゴイが来るであろう場所でネットを被り待ってみることにしました( ^-^)
しかし私の怪しい格好を警戒したのかササゴイは素通りしたり、近くに来ても直ぐに飛び立ってしまいます(-_-)
しばらく待ってようやく近くに来たのは・・・
ハクセキレイでした。
「なんだこいつ?」
と言わんばかりに私の周りをウロチョロ・・・
こんなのネット無くても撮影できるよ(´Д`)
結局、間近での観察は諦め車の中から撮影することにしました。
ふと辺りを見ると用水路にササゴイの姿が♪
この後ササゴイは用水路の中に入り漁をします。
漁を終えたササゴイが何と私の車の直ぐ横に!
チャンス!!!
私は窓の縁にカメラを置きピント合わせをしていると・・・
「ガシャン」
車のロックにカメラの加重が掛かりロックが降りてしまいました(*_*)
その音にビックリしたササゴイは当たり前のように飛び去りました。
なんてこったい(ToT)
気分を変えて今度はコサギの観察です。
辺りにコサギは沢山いるのですが、警戒心が強く目を合わせただけで飛んでしまいます。
そんな中、小さな水門のところで夢中になって漁をしているコサギ発見(笑)
こっそりこっそり近付き・・・
カメラを構える間も無く飛んでしまいました。
しかしコサギは遠くに飛び去ると思いきや、またこちらへ☆
飾り羽がなびいてくれたら最高だったんですが(^^;)
私の目の前を通過したコサギは手すりに止まりスタスタと歩いて行きます。
足が黄色いのがコサギの特徴。
この足を水面で震わせ魚を誘き出して漁をしたりします( ^-^)
取り敢えず今日の目標は達成ということで、去年見つけたゴイサギ様のコロニーの様子を見てみることに。
行ってみると今年はササゴイのコロニーになっていました(^^;)
よ~く見てみるとササゴイの幼鳥の姿が♪
まだ産毛がパヤパヤしています( ´艸`)
ここで時計を見ると正午を回っていましたが、まだ天気が持ちそうだったので大潟村へ行ってみることにしました。
辺りを見渡しながら車を走らせていると対向車線側に鳥らしき物体を発見!
クイナ!?
いや、違う。
ミゾゴイ!??
ゆっくり車を停車させカメラで覗いてみると・・・
オオヨシゴイ――――――!!!
レアな鳥を前に大興奮する私がいました(笑)
しかし笑い事ではありません。
私の車を追い越して行く後続車がオオヨシゴイに気付かず高速で通過して行きます(*_*)
ま、まずい!!!
このままではオオヨシゴイが轢かれてしまう(>_<)
その時、何を思ったのかオオヨシゴイは道の真ん中でまさかの擬態( ̄○ ̄;)!!
何やってんだ馬鹿野郎!!!!!
大きく撮影したかったのは山々ですが轢かれてしまったら元も子もありません(>_<)
道路の真ん中で擬態するオオヨシゴイを横目に一度通り過ぎ、Uターンしてオオヨシゴイが轢かれないようにハザードランプを点け停車しました。
オオヨシゴイは車に轢かれることなく擬態を止めて葦原の中へ・・・
その後、野鳥観察ステーションのKさんを訪ね写真を見てもらうと間違いなくオオヨシゴイとのこと。
Kさんが資料を取り出し、調べてみたところ秋田県では1990年に支部のKさんが観察して以来の記録とのことで、21年振りだそうです。
その後同じ場所で再度姿を確認しましたが、なかなかラッキーは続かず午後4時に観察終了。
帰る途中にチョウゲンボウのいる場所を通過すると目線の高さに幼鳥発見!
慌てて撮影しましたが、チョウゲンボウの幼鳥はこちらの存在にお構いなし(^^;)
それならばと少し近付きは撮影を繰り返し、とうとう目の前まで(笑)
ササゴイと同じでこちらも産毛がパヤパヤで可愛いです(´∀`)
チョウゲンボウの幼鳥がブロック塀を蔦ってウロウロしてると、チョウゲンボウお父さんが愛娘へネズミを捕まえてきました!
受け渡しの瞬間はピント合わせにアタフタして撮影失敗(´Д`)
幼鳥は親からもらったネズミを勢い良く食べ始めます。
残酷なシーンではありますが、あどけない顔をしていてもチョウゲンボウは猛禽類。
これが生きるということだと思います。
お食事を終えた幼鳥はその後も可愛らしい仕草を沢山見せてくれました♪
こんな感じで今日は盛り沢山の一日となりました( ^-^)
次の観察日を楽しみにまた明日から仕事を頑張ろう!