2011年9月4日 33/25℃ 晴れ時々曇り
フェーン現象の影響により高温注意報の出ている秋田県です。
台風12号の速度が思ったよりも遅く、進路も西寄りにずれた為、私の頭の中は「野鳥vs戦闘機」で非常に悩みました(´Д`)
秋田の天気が悪ければ三沢で久しぶりに航空機の撮影をしようと思っていたのですが、前日の天気予報で秋田の天気が好転した為、結果的に野鳥観察をすることに(笑)
しかし今日は心ここに在らず。
気持ちが半分三沢に行っているのと季節外れの暑さで、どうも今ひとつ集中力に欠けました。
取り敢えず早起きをして家を出たものの、外は生ぬるい風が吹き荒れている状態。
ハシブトガラスも身を屈めて風に耐えていました。
今日は一日を通して10m/s以上の風が吹いていたと思われます。
台風が過ぎ去った後であれば珍鳥が出たりするらしいのですが、今日は台風が迫ってくる前の観察なので、いつも通りシギチのチェックです。
浜辺に行ってみると砂が舞って風向きを考えないと窓を開けていられない状態。
そのような中、シギチの数は先週より増えていました。
オオソリ、トウネン、メダイは掲載したので今日はシロチドリとイカルチドリをご紹介。
こちらはシロチドリ。
ずんぐりむっくりした感じで可愛いですが、この子は警戒心が強くてまともに撮影出来ませんでした(^^;)
こちらはイカルチドリ。
別に怒っている訳ではありません(笑)
と、言うもののイカルって何が由来してるんだろ?
ゆっくり観察したかったのですが、浜辺には長居できない状態だったので、先週情報のあった休耕田巡りをしてみることに( ^-^)
向かう途中「ピッピッピッ」と何かの鳴き声が聞こえてきました。
ふと見るとカンムリカイツブリの幼鳥が親に餌をねだっている様子。
その様子を見ていると親鳥は潜水するとものの数秒で魚を捕まえて浮上☆
早速、幼鳥が親の元へ寄ってきて魚を貰います( ^-^)
父「ほれ!いっぺ喰え」
幼「うほっ!ご馳走じゃん♪」
父「あんまり夢中なって喰えば、はばげるど!」
幼「ングング・・・」
幼「父さん、お魚大き過ぎて苦しい・・・」
父「ほれ、んだがら言ったべ!」
幼「父さん、ちょっとゲロ吐きそう・・・」
このように親子の心暖まる場面に遭遇しました(´∀`)
※カンムリカイツブリの写真は全てトリミングしてあります。
会話に秋田弁が出てますので意味の分からない方、ごめんなさい( ´艸`)
その後、休耕田に着いて辺りをじっくり見てみると畦道の奥にジシギの姿がありました☆
この写真で分かるかな?
写真の中央部分に居ます( ・∀・)
10分ほど車の中から見ていたのですが、動く気配もないのでこちらから少し近付いてみることにしました。
数羽一緒の場合だと1羽飛ぶと釣られて他のも一緒に飛んでしまいますが、この個体は単独で居たようで、私が近付くと身を屈めて警戒態勢。
気付かれていないと思っているのでしょうが、私からは丸見えです(笑)
今回は注意深く探したので見つけることが出来ましたが、ジシギは目の前まで行っても気付かないこともしばしば・・・
突然飛び立つのでビックリします(-"-;)
さてこのジシギ、私はオオジシギだと思うのですが、どうでしょう?
タシギだったら群れでいるイメージが強く、どちらかと言えばオオジシギは単独で居るイメージがあります。
近付いたせいか若干タシギよりも大きく感じました。
次に見つけたのはこの個体。
タカブシギ?
これも間近で観察できたせいか、いつも見るタカブシギと違った感じに見えてイマイチ自信無し(^^;)
この後、別の休耕田に行ってみると猛暑の影響か、水は張ってなく若干ヒビ割れが・・・
それでも一部湿った場所に、コアオアシシギ・ヒバリシギ・コチドリ・タシギがいました( ^-^)
そう言えば今日は飛びモノ撮っていないなぁということでタシギの機動飛行の撮影にチャレンジ!
1チャンスで何とか止まった一枚。
ツバメと違った難しさ(´Д`)
こんな感じで今日の観察は終了しましたが、来週は涼しくなるので気合い十分で観察できるはず!
・・・かと思いきや、先ほど週間天気予報を見たら日曜日の最高気温は31℃でした(ToT)
※訂正 9月5日
①イカルチドリと紹介した個体はコチドリの幼鳥でした。
②畦道にいたジシギはタシギのようです。