2012年5月5日 14/11℃ 曇り
今日は空手の大会だったので観察はお休みです。
そんな訳で今日は昨日撮影したカワセミのご紹介(^-^)
何故カワセミだけ別枠にしたかというと、当ホームページに寄せられるお問い合わせでカワセミに関する質問が圧倒的に多いということ。
それだけカワセミは魅力的で人気のある野鳥だと言えると思います☆
私は鳥見歴が浅く他人様にアドバイスできる程の知識はありませんが、メッセージを送って頂いた方には私の持ちうる経験の中からお返事をしているところであります。
さて具体的にどんな問い合わせがあるかというと・・・
「カワセミはどんな場所で観察できますか?」
「カワセミを撮影するにはどうしたらいいですか?」
と言った内容が殆どです。
こういったご質問を踏まえて、昨日はカワセミ観察をする為に参考になればという写真を撮ってきました。
先ずは昨日カワセミを見つけたシーンから。
農耕地を移動中に1羽のカワセミが目の前を通過('_')
普段あまり行かない場所での遭遇だったので、じっくり辺りを見てみると遠くを飛んでいるカワセミを発見☆
取り敢えずは証拠写真の撮影です。
(画像は拡大しています)
さて、カワセミに関して図鑑を見てみますと「ほぼ全国の平地~山地の池や湖沼などの水辺にすみ、海岸や離島でも見られる」とあります。
しかし私の場合、秋田県内をあちこち観察に回っているなかでカワセミを一番目にするのは農耕地の用水路。
観察場所に偏りがあるんでしょうか(^^;)?
ここで私がカワセミを見かける場所のトップ3を挙げると・・・
①農耕地の用水路
②河川に繋がる水門近く
③湖沼
こんな感じです。
話を戻しまして、カワセミが飛んでた辺りに行ってみると、やはり用水路がありました。
用水路を覗いてみると流れが比較的穏やかで、小魚が泳いでいました('_')
更に画像を元に説明すると、水路上に植物やパイプが迫り出しカワセミが小魚を狙い易い環境が整っています。
20分くらい車の中で待っていると「チーッ」というカワセミの声が聞こえてきたので、カワセミが止まりそうなポイントを見てみると・・・
一番奥のパイプの上に止まっていました。
時間を掛けて観察すると一番止まり易い場所が分かってきます。
さて、お気に入りの止まり場所が分かると大抵の方は大きく撮影したいという欲が出るはずです(笑)
しかし闇雲に近付いたところで飛ばれてしまうのは確実です。
下手に追い回し繁殖の妨げになったりしてその場所からカワセミがいなくなってしまったら元も子もありません。
警戒されず大きく撮る為にはブラインド(テントのような物)か迷彩ネットの使用をお勧めします。
参考までに、ブラインドは2万円くらいの価格ですが、私は双眼鏡すら持っていない貧乏バーダーですので2千円くらいの安物ネットをチョイス。
(自衛隊が使用するような本格的なネットは値が張ります)
更にアウトドアショップで500円くらいの折りたたみ椅子も用意して長期戦もOK!
まぁ車の中でじっくり見ているのが一番いいと思いますが、こういった場合は他車の通行の邪魔にならないように注意しましょう。
車の中でじっと待っているとカワセミから近付いてきてくれることもあります(^-^)
約一時間の観察でここでは3羽のカワセミを確認。
一度実物を見て目が慣れると発見が早くなり、人工物を絡めず撮影したりカメラの設定を色々変えたりと余裕も出てくると思います。
私はカワセミを専門に撮影しているカメラマンや様々な野鳥を長年観察されている先輩方のような撮影技術はありませんが、先ずは「カワセミと出会う」為にということで個人的な視点で簡単に纏めてみました。
今回はお問い合わせの多いカワセミを題材にしましたが、このように野鳥に興味を持って下さる方が増えてきていることを本当に嬉しく思います。
それでは皆様、良い野鳥ライフを(・∀・)ノ