2014年12月9日 3/0℃ 曇りのち雪
台湾からの一行、秋田での冬鳥観察3日目(´ω`)
昨日までの雪はだいぶ溶け路面に目立った雪もなく、今日の運転は楽ちん。
一行を宿へ迎えに行き、男鹿方面に向かいます。
車内では陳さんの携帯に記録された日本の演歌が流れ、ちょうど秋田市から天王へ抜ける途中で「津軽海峡冬景色」が流れました(・∀・)
蕭さん曰く、今までこの曲を聴いて想像していた景色が目の前にあることに深く感動したとのこと。
さて、一行には図鑑を参考に「これは絶対に見ておきたい!」という鳥があれば教えて欲しいと伺ったところ「アイサが見たい!」との回答。
そんな訳で男鹿の海沿いを回りウミアイサ探しです(´ω`)
前回の来日の際にも感じたことですが、ガイドというのはなかなか難しいもので、普段は何処でも目にする鳥がいざとなると見つからなかったりするのです。
ウミアイサもまた同じで想定した場所に姿はなく、ようやく見つけても距離が遠かったり・・・
そんななか、道路から近い距離にワシカモメを発見。
こちらは昨日しっかり観察できていなかったので、識別ポイントを説明したうえで観察してもらいました。
ちょうどこの時、目の前にセグロセキレイが飛来(・∀・)
蕭さんが「ニッポンセキレイ!!!」と声を上げ3人とも夢中で撮影していました♪
台湾でも記録はあるようですが、セグロセキレイは日本の固有種とされているので外国の方には珍鳥です☆
こちらでの観察を終えたところで少し移動すると、だいぶ近い距離で観察できそうなウミアイサを発見♪
私としては、ようやくホッとできました(´ω`)
この後は所々でウミアイサを観ることができましたが、更に至近距離で観察してもらう為に「だるまさんが転んだ」日本式観察方法を伝授。
ウミアイサが潜水して餌探しをしてる間に距離を縮め、浮上したら立ち止まる方法です(笑)
呉さんがこの方法を実践し、蕭さんと陳さんが掛け声を上げ、笑いの絶えない一行でした(^^)
ここでちょっとトイレ休憩をはさみ、なまはげと記念撮影。
次にヒメウのリクエストがあり、こちらは想定した場所に居たので難なくクリア。
昨日チラッと姿を見たシノリガモをしっかりと見せたくて、あちこち探すもののなかなか見つからず(´・д・`)
しばらく海沿いを回ると、やや遠い位置に大型の海鳥を発見!!!
カモメよりあからさまに大きい(◎-◎;)
あれは一体なんだ!?
距離が離れているため肉眼での識別が難しく、急遽カメラを取り出し望遠レンズで撮影!
そしてすぐさま画像を拡大!!!
マジかこれ!!!!?
密漁でもしてんのか?
これには参りました。
私自身かなり心拍数は上がりましたし、一行も期待したことでしょう。
結局見易い位置でのシノリガモは見つからず時刻はお昼になろうとしていました。
今日の宿泊先は大潟村のホテルなので午後からは大潟村の観察ということで、男鹿市を離れ車を走らせます。
観察時間を長くする意味で今日の昼食はコンビニで購入。
パンを食べながら移動していると次第に雪の降り方が強まりホワイトアウト状態(*_*)
大潟村に入り吹雪のなか頑張ってミコアイサを探しますが残念なことに1羽も見つからず・・・
そんななかでホオジロガモに興味を持った一行。
吹雪のなかで一生懸命撮影をしていました(´ω`)
視界の悪い状態が続き、飛んでいる鳥も全然見掛けません。
途方に暮れながら村内をウロウロしていると、道路脇の木にオオワシ若が止まっていました(・∀・)
幸い車通りの少ない道路だったので、至近距離からオオワシを撮影。
この後は電柱に止まるオジロワシも見つけ、何とか観察らしい観察をすることができました。
時間の経つのはあっと言う間で一行とお別れの時間。
仕事の関係上、私が一行を案内できるのは今日まで。
レンタカーの返却時間もあったので、一行をホテルに送り最後の挨拶。
「次は台湾で会いましょう!」の言葉と沢山の「ありがとう!」の言葉をもらいました(´ω`)
こちらこそ「沢山のお土産物と、沢山の思い出をありがとう!」の気持ちを胸に一行とお別れをしました。
2014年12月10日 5/0℃ 曇り
台湾からの一行、秋田の滞在最終日(´ω`)
この日は当初、ホテルの送迎と公共の交通機関を利用して秋田空港まで移動してもらう予定としていましたが、一行の滞在中に行動を共にした知人が秋田空港まで送ってくれることになりました。
更に空港へは支部のHご夫妻が駆け付けてくださり、一行は無事に全日程を終え午後1時の便で秋田を離れました。
この後、私は不思議な光景を目にすることになります。
一行を見送ることが出来なかった私は、昨日までの思い出に浸りながら仕事をしていました。
日没まであと少しとなった午後4時頃。
何気なく空を見上げると、西の方角は雲の切れ間から夕焼けが見えました。
明るくなった空へ向かって行く鳥。
ぼんやりとそれを眺めていると、次々に飛んでくる鳥の姿。
一体なんだ???
まるでタカの渡りを思わせる光景。
勿論今はタカの渡る時期ではありません。
何事かと思い慌てて外に出てみると南東の方角から次々に飛んでくる鳥。
よく見てみると、その鳥の正体はトビでした。
トビは職場の少し先でタカ柱を作り、その数は増えて行く一方(◎-◎;)
携帯で撮影を試みましたが、上手いことピント合わせができず不鮮明な画像ですが、黒っぽく写っているのは全てトビ。
最終的にトビの数は300羽を越え、空一面トビで覆い尽くされました。
秋田で観察できるタカの渡りでも一度にこんな数は見ることはないはず。
正直、身震いするくらいの光景でした。
約10分くらいトビはタカ柱を作り、その後は全て飛んできた南東方向へ戻っていきました。
トビで始まりトビで終わった一行との思い出。
私にとって一行と過ごした日々は、一生の宝物として心に残るでしょう。
謝謝了很多紀念品,很多的回憶。
下一次我們見面,讓我們在台灣見面!