2014年3月30日 12/6℃ 雨
今年も早三ヶ月が経過し、今年度最後の休日(´ω`)
野鳥の世界では春の渡りの時期に入っており、普段目にすることのない珍しい鳥と出会うことのできるシーズンです。
そんな期待とは裏腹に今朝は強い雨音で目を覚ましました(´Д`)
日曜日を狙い撃ちするかのごとくのこの天気・・・
観察を中止しようか迷ったものの、時期が時期だけに黙っていられません。
そそくさと準備を整えいざ出発!
海沿いを北上するいつものコースで各地をチェックして回ります。
最初に訪れた港ではハジロカイツブリの姿が目に入りました。
ハジロカイツブリと言えばついこの前までこんな姿をしていましたが・・・
今日見たハジロカイツブリは・・・
すっかり夏羽に姿を変えていました(´ω`)
成長とともに姿形を変える生き物もいますが、鳥には夏と冬とで姿を変える者もいます。
これもまた野鳥を観察する醍醐味の一つ。
ハジロカイツブリに目をとられましたが今日は渡りの途中の珍しい鳥を探すのか目的なので早々に場所を移動。
予報では1030頃に強い雨雲に覆われそうな感じだったのでテンポよく各地を回らなければなりません。
断崖絶壁が続く道をひた走ると、落石防止の為に設置された柵の支柱の天辺にハヤブサの姿。
この見張らしの良い場所で獲物の物色をしているようです。
ほんの一瞬目を離した隙にハヤブサは翼をすぼめ一気に急降下していきました(@_@)
獲物を見つけたのか!?と行く先を注視しますが直ぐに姿を見失ってしまい、何処に行ったものかと崖の下を覗き込んでいるとハヤブサはいつの間にか支柱の上に(笑)
狩りは失敗したようです(・∀・)
またまた余計な時間を取ってしまいましたが、再び珍鳥探しへ。
走行中、視界に入る鳥はできる限りチェックしますが9割の確率で・・・
ホオジロです(´・д・`)
他に見るのはカワラヒワ。
まぁ珍鳥なんてそんなに簡単に見つからないから珍鳥なんですけど、今日は絶対に何か見つかる予感。
そんなこんなを繰り返ししばらく走るとホオジロでもない、カワラヒワでもない鳥が目の前を通過!
ん!?
ヒメコウテンシじゃね!!!?
慌てて車を止め直ぐさま確認の為に撮影!
ヒバリかよ(´Д`)
時間はどんどん過ぎて時間は1040を回った頃、雨はいよいよ強くなってきました。
まさに予報通りの天気で少し焦りも出てきたその時!
ホオジロと一緒に、かなり淡い色のシベリアンジュリンともオオジュリンとも違う見慣れない鳥を見つけました!!!
出たー!!!
慌ててカメラを構え撮影をします!
私、この時に煎餅を咥えていたんですよ。
煎餅咥えたままファインダーを覗こうとしたもんだから、煎餅が邪魔でファインダーが覗けなかったんです。
で、慌てて食べかけの煎餅を助手席に置いて再びカメラを構えたんですが、そこにもう見たことのない鳥の姿はありませんでした・・・
どら焼きなら押し潰してでも撮影できたんでしょうけど、いかんせん煎餅は固くてダメですね。
無情にも雨は強くなり、幻となった珍鳥は再び私の前に現れることはありませんでした(´・д・`)
おしまい