2015年12月30日 3/1℃ 曇り時々雪
年末を迎え、ようやくこの時期らしい気温になりました。
前回の観察では暖かい日差しのなか、今年最後の観察としてアオサギを見ましたが、今日はここ数日で一番穏やかな天候ということで今回が本当の観察納めになります(´ω`)
春のような陽気でクリスマスを過ごし、翌日は急転直下の暴風雪。
しばらく風の強い状態が続き、ようやく天気が落ち着きましたがまだ体が慣れていないせいか変に寒く感じます。
のらりくらりと観察の準備を整え農耕地を走ると、田んぼにハクチョウが4羽。
そのうちの2羽は嘴が黒く見えました。
ちょっと車を止めて記念撮影。
アメリカコハクチョウです。
嘴に黄色みが殆どないのが亜種のアメリカコハクチョウの特徴になりますが、たまに全く黄色みのない真っ黒な嘴の子もいたりします。
全国版でニュースになるくらいの珍しいハクチョウと勘違いしないように注意しましょう。
翌日お腹が痛くなって仕事休んで観察に行く人がいますから!
アメリカコハクチョウを撮影して直ぐ、少し離れた場所にオジロワシが佇んでいるのが目に入りました。
こちら前回の観察でもほぼ同じ場所に止まっており、その時に撮影した画像がこちら。
ご覧の通り車が行き来する直ぐ近くで休んでいます。
だからといって誰に囲まれることもなくのんびりと過ごしていますが、こんなにのんびりしているとちょっと近くで観察したくなります。
どうやって距離を縮めようか考えた結果、アヒル歩きでれっつらごー!
普段と違った運動で直ぐに脚はパンパン。
ゼイゼイと息を切らし前へ進むと、コミミズクがカラスに追われてヒラヒラ飛んできました。
撮影しようかと思いましたが今ここで変な動きをするとオジロワシが飛んでしまうので我慢の一択。
この辺が限界だろうという位置に辿り着き、取り敢えず撮影。
この写真を撮った直後こちらに向かってウンコをしたのですが、息切れが激しくカメラを構えてなかったため肝心のウンコ写真が撮れませんでした。
挙げ句の果てにコミミを追っていたと思われるカラスが飛んできてオジロワシは飛んでしまい、無駄に体力を使っただけという結末。
トボトボと車に戻り、ちょっと観たい鳥がいたのでそちらを探しましたが残念ながら見つからず。
予報に反して強く吹雪く時間帯もあり、お目当ての鳥も見つからないことからこのまま帰ろうかと思いましたが、帰るにしてもまだ早いと思い、ちょっとだけワシの成る木へ様子を見に行ってみることにしました。
現地に到着し先ずは遠巻きから確認。
ふむふむ、オオワシ1羽にオジロワシが2羽。
いつも通り・・・と思ったら枝被りで見にくいもののオジロワシの幼鳥もいる!
この木で初めて4羽の大型猛禽を確認。
どうにかうまいこと4羽が判りやすく撮影できる角度がないかと右往左往していると、突然オオワシが鳴き始めました(◎-◎;)
たまに鳴き声を聞くことはあったのですが、今日は真上を向きもう吠えるといった印象。
こちらの写真ではオオワシから左斜め上にオジロワシが止まっているのが判ります。
オオワシは依然として口の中まで見えるほど嘴を開いて吠え続けます。
しばらくその様子を見ていると突然何かが飛んできて、その瞬間オジロワシ成鳥2羽と幼鳥1羽が飛び立ちました。
何が飛んできたのかと思い、よく見てみると・・・
オオワシが飛んで来ました!
つまりこの木に大型猛禽が5羽飛来するようになったということです。
吠えていたのはもう1羽呼ぶ為だったのだろうか?
その後しばらく様子を見ていましたが、特別な行動はなくずっと木に止まったままでした。
いずれにしてもこのようにして観察できるのは嬉しい限り。
今日は結果的に大型猛禽で観察納めということになりましたが、今年最後の画像はオオワシを観察中、目の前にいたこの子です。
明日は今年一年を振り返る総集編を更新します。