2016年1月31日 1/1℃ 曇り
早いもので1月も最終日。
原油先物相場の下落によりフットワークの軽いEndoです。
こんばんは(・∀・)ノ
原油安になると株価も安くなり悪影響が出ると言われていますが、庶民からすると燃料費は目に見える形で家計に直結しますので株のやらないオイラにとっては万々歳!
さて今日の観察日記は話を数日前に遡ります。
火曜日の夜、Twitterに投稿された鳥仲間のツイートに目を通すとこんな書き込みがありました。
きん太くん (金鳥園宣伝部長)
今朝撮りのクイナ?! 調べたら夏の鳥らしいけど葦の中から時々クイ~って鳴いていました!
2016年01月26日 19:41
え!?
まさか(笑)
何かの見間違いだろう思いましたが、鳥仲間はある意味本当の鳥屋さん。
鳥に携わって何十年のベテランですから見間違いはしないよなと思いつつ添付された画像を見てみると・・・
本当にクイナだ(◎-◎;)
こ、これは一体!???
夏鳥として観察されるクイナが雪の見える葦の陰を歩いている画像でした。
勉強不足もあり私はクイナが夏鳥だと思い込んでいましたが、図鑑で確認してみると「夏鳥として北海道や東北地方で繁殖し、それ以南の地域では冬鳥として渡来する」と記載がありました。
ふむふむ、なるほど。
場所によっては一年を通して観察されることがあるのかな。
それにしても秋田での越冬は珍しいことでしょう。
私がクイナをまともに観察できたのはこの画像を撮影できた時の一度きり。
もう一度見てみたいと思いっていただけに、これは良いチャンス!
鳥仲間から確認した場所を教えて頂き、今日は秋田市某所でクイナの観察です♪
とは言っても半夜行性で警戒心が強く、1年を通して水辺近くの草むらの中で生活する鳥。
行ったから必ず会えるという問題ではありません。
現地に入り辺りの様子を見てみると、いかにもクイナが潜んでそうなところ。
しかしながら人の往来が激しく、見える場所に出てくることは難しいだろうなぁといった印象。
しかしながら待ってみる価値は有り。
ダメ元で寒空のなか張り込んでみましたが、なかなか現れる様子もないので周りの小鳥たちにちょっと浮気( ・ω・)
色んな小鳥を観察しながらもクイナの動きに注意を払いますが、外で張り込みを開始してから4時間も経過すると流石に心が折れました。
残念な結果に終わってしまいましたが、これは仕方ないこと。
今日は諦め近いうちにリベンジすることにして、駐車場に向かう途中ヤマガラが群れていたのでそちらを観察することに(´ω`)
んんんん!????
今、葦原のなかで黒いの動いたぞ(◎-◎;)
クイナだ!
葦原のなかをウロウロするクイナを肉眼でしっかり確認。
証拠写真を残そうとカメラを向けるもオートフォーカスが葦によって邪魔され全くもって役に立たず。
苦し紛れにマニュアルに変え取り合えず撮影。
何なのかさっぱり分からない画像。
拡大することで辛うじてクイナであることが分かります。
自分の目でクイナが真冬の秋田で越冬していることを確認できました。
確認できた嬉しさと同時に沸き上がるのが、もっとしっかり観察したいという欲。
葦原の奥深くに姿を隠したクイナを再び観察する為、ここから更に粘ってみることにしました。
それまでの間は目の前で愛嬌を振りまいてくれるヤマガラの観察。
約10羽のヤマガラが目の前で忙しなく動き回っており、それぞれが可愛い姿を見せてくれました。
キツツキのようにして一心不乱に木を突っつく子。
凍った水辺の畔に水を飲みに来た子。
背伸びをして水を飲みますが、お尻がなんとも可愛い( ´∀`)
辺りには「ニーニー♪」とヤマガラの鳴き声が響き、可愛い姿を撮影させてもらっていると突然ヤマガラの鳴き声が変わりました(?_?)
何か警戒したような雰囲気で、一体何事かと辺りを見ると葦原のなかを移動する黒い物体が!
おぉクイナ!!!
え???
なんと黒い物体の正体はタヌキ。
しかも2頭で葦原の中を移動して、それを警戒した小鳥たちが全部飛んでしまいました。
これによってクイナも警戒したことが容易に想像できます。
まさかの二週連続でタヌキにやられたところで今日の観察日記はこれにておしまいです( ̄~ ̄)ξ