2016年11月27日 11/6℃ 雨のち曇り
今日は野鳥観察をお休みしたので、野鳥以外の生き物のお話です。
今月上旬の出来事になりますが職場の車輌で移動中、とある公園に用を足すため立ち寄りました。
長時間我慢していたせいか滝のように出る小便、ホッと一息ついたところで何気なく天井を見上げると黒っぽい物体が目に入りました。
なんだあれ?
近付いてよく見てみることで直ぐに正体が判明。
黒っぽい物体はコウモリでした。
しかしデカい。
しかもよくテレビの特番で観るような感じで天井にぶら下がって止まっていました。
以前記事にした(2015年7月11日)夕方頃からよく姿を見せるアブラコウモリに比べるとかなり大きなサイズで、私の握りこぶしと同じ位の大きさです。
このコウモリ、大きさからして32年前のEndo少年が捕獲して学校に連れて行き、強烈な形で思い出に残るあのコウモリに間違いないでしょう。
このトイレにぶら下がっているのはこの一頭だけではなく、直ぐそばにももう一頭がぶら下がっていました。
しかし何故こんなところで寝ているのか。
種類も気になったことからコウモリにも詳しい鳥友に連絡したところ『話に聞く特徴からおそらくキクガシラコウモリだろう』とのことでした。
普段は洞窟で生活しているらしいのですが個体によっては鳥と同じように渡りを行うそうで、移動中の個体がたまたまトイレで休んでいるところに遭遇したようです。
面白いもんだなぁと様々な角度から観察していると接写した画像は足の向きから正面だと思っていたのですが、反対側から見るとこちら側に顔がありました。
画像からは判りにくいと思いますがキクガシラコウモリ顔はグレムリンにそっくり。
そもそも例えにグレムリンを持ってくるあたり昭和世代で平成生まれの方にはきっと想像もつかないのでしょうけど。
それにしても足は反対側を向いた状態で止まっているなんて体の構造は一体どうなってるんだろ?
思いもよらない所で思いもよらない生き物との出会いは非常に楽しいもので、しばらくトイレにこもっていたのですが他の利用者に変な目で見られ通報されそうだったのでこの時のコウモリの観察はここまで。
発見時はカメラを持っておらずスマホでの撮影だったので後日カメラを持って再び行ってみると、2頭いるうちの1頭の姿は見当たりませんでしたが前回見た時とは違う場所に止まっており夜な夜な行動しているのが分かりました。
もう1頭はもしかしたら女性トイレで寝ているのかもしれませんがさすがに覗く訳にはいかないので早々に場所を後にしました。
ここで越冬するのか分かりませんが、いつか洞窟の中でゆっくりと観察してみたいものです。
今日の観察日記はここまで。