2017年1月5日 2/1℃ 雪一時晴れ
昨日から仕事の方も多いと思いますが私は今日まで冬季休暇。
二十四節気の一つ『小寒』ということもあり、外を見てみると暦通り寒さが厳しそうな銀世界に変わっていました。
連休最終日の今日は自宅でゆっくり。
しばらくするとカーテンの隙間から陽射しが届き、外の様子を見ると青空が広がっていました。
ゲームしてる場合じゃない。
このままだとただの日記になるところだった。
慌てて身仕度を済ませ外に出たはいいものの、これから男鹿・大潟村方面に向かうには少し遅く移動時間がもったいない。
いつ予報通りの天気に急変するか分からないので今日は久しぶりに自宅近くで観察を行うことにしました。
少し車を走らせヤマセミの棲む川に到着。
下流側から少しずつ移動しながらヤマセミを探します。
ヤマセミを含むカワセミ科の鳥だけを観察・撮影されている方も多く、本格的に撮影されている方からすると私の観察方法はタブーでしょう。
ヤマセミは非常に警戒心が強い鳥なので距離を縮めて観察する場合は何ヵ月も下準備をするそうです。
ある程度の行動を割り出した後に自分の身を隠すテントのようなものを設置してしばらく放置。
環境の一つと警戒心を解いてからようやくテント内に入るらしいのです。
それくらい警戒心の強いヤマセミですがこちらで暮らす子たちはちょっと別。
取り合えず無事にヤマセミを発見。
雪景色に紛れているので探していると目がチカチカしてきました。
ヤマセミは水面へ突き出した枝などに止まりイワナやヤマメ、ウグイなどの魚類を狙い水中に飛び込みます。
餌となる魚の大きさからして体がいかに大きいか想像できると思いますが図鑑スペックで体長38cm.
ちなみにカワセミは17cmです。
獲物を物色中のヤマセミ。
この子は胸の辺りが褐色なので♂のようです。
少し見ているとそわそわと落ち着かない様子になってきたので、いよいよ飛び込むのかとカメラを構えていると・・・
元気いっぱいのワンちゃん登場。
このヤマセミの棲む川の付近には住宅が多く、そのせいか他の所で見るヤマセミに比べると警戒心が薄いのです。
人慣れしてるお陰で容易に観察できるものの流石にワンちゃんの登場にはビックリしたのかヤマセミは下流側へ飛んで行ってしまいました。
私も下流側へ移動しヤマセミを探しますが残念ながら見つからず。
再び上流側へ少しずつ移動し別の個体のヤマセミを探してみることに。
しばらく移動すると遠くに♀のヤマセミを確認できましたが、川幅が広く藪に囲まれた場所で観察には不向きだったので観察を断念。
更に上流側へ移動しヤマセミ探しを再開すると♂のヤマセミを発見。
こちらを見ていて気付かなかったのですが少し離れた場所に♀のヤマセミの姿も。しかしここで急激に天気が悪化。
一端カメラをしまい天候の回復を待っていましたが強弱を繰返しながらもなかなか雪が止まず。
少し小降りになったところを狙い♀を撮影させてもらいました。
向きがイマイチでこの写真からは分かりにくいかもしれませんが比較すると褐色の有る無しで雌雄の見分けがつくと思います。
しばらく待ってみたものの一向に雪の止む気配もなく、明日から仕事が始まるということで今日のところは無理をせず観察は断念としました。
素敵な写真こそ撮れなかったものの近場でこのようにヤマセミを観察できるのは贅沢なことかもしれません。
これからチャンスは沢山あると思うのでまた機会をみて観察してみたいと思います。
今日の観察日記はこれにておしまいです。