2017年10月9日 23/14℃ 曇り
今日は自宅近くでバードウォッチング。
今年は稲の成育が遅いということもあり自宅周辺の田んぼを見ても未だ稲刈りの終わっていない田んぼが多く見られます。
割合にすると半々といった感じで、稲刈り済みの田んぼには長旅の途中で羽を休めるハクチョウたちの姿がありました。
この時期に自宅近くで見られるハクチョウは更に南下する個体群で、秋田市で越冬するハクチョウたちはもう少し後に渡来します。
一見何もいないような農耕地でも足を止めじっくりと目を凝らして見てみると意外に多くの鳥がいることに気付かされますが、保護色のお陰で見つけ難いものばかり。
遠くで何か動いているように見えたので撮影をして画像を拡大してみるとタヒバリであることが判りました。
地面に居る鳥は地味な色合いと自然に溶け込むような模様をした物が多く、目の前にいても気付かないことが多々あります。
稲刈りの終わった田んぼを見て回ると乾いた田んぼと湿地状になった田んぼがあり、この時期は湿地状の田んぼでジシギを観察するチャンス。
ゆっくりと移動しながら農道を進むとタシギを見つけることができました。
1羽でも確認できた田んぼには複数の個体が潜んでいるケースが多く、その中で観察しやすい個体に照準を合わせます。
しかし最近は田んぼの区画整備が行われているところが多く、田んぼ一枚の面積が大きくなっている為なかなか近距離で観察することができません。
なかなか良い条件で観察できる個体が見つからなかったので車を降りて畦道を歩き距離を縮めてみましたが、案の定警戒させてしまい身を伏せるような態勢になってしまいました。
画像を拡大することではっきりと判りますが肉眼では泥の塊に見えることが多々あります。
このように警戒している間はじっと動かず静止することに加え、複雑な羽の模様が保護色になることからジシギの類いは探す気にならないと見つからない鳥と言えるかもしれません。
警戒している状態で更に近付くと『ジェッ』という声を上げて飛び立ちます。
1羽飛ぶことで同じ田んぼにいるジシギが釣られて飛ぶことが多く、飛ばれて始めてその存在に気付かされることも屡々。
念入りに田んぼを見て回るとようやく観察しやすい個体が見つかりました。
車の中でも不用意な動きを見せると飛ばれることがあるのでゆっくりとした挙動を心掛け観察&撮影をさせてもらいます。
始めはこちらの様子を気にしているようでしたが、特に警戒する相手ではないと判断してくれたのか餌を採りはじめました。
泥の中に長い嘴を挿し込みミミズなどを捕食します。
この時に見られるのが腰を振るような動作。
チドリ類が餌を採る際に見せる足を揺すって水生昆虫を誘き出す習性と同じものでしょう。
端から見ているとまるでダンスをしているようで「これは動画で撮影しよう」と準備を進めましたが肝心なところで餌を採るのを止めてしまい動画の内容は面白みに欠けるものでボツ。
しばらく見ていると何やら上空を気にしているようで頻りに上を確認していました。
何が気になるのかと私も上空を確認するとチョウゲンボウ行ったり来たり。
なるほどこれか。
気にはなるものの襲われるような相手ではないと判断したのか再び餌を採り始め雜に伸びのポーズを見せてくれました。
しかしながらまたしても尾羽が開いたところは見せてもらえず。
しばらく餌を採る様子を観察しましたが今回は食べる瞬間というのを見ることができずに終わってしまい、腹が満たされたのか片足を引っ込め本格的にお昼寝タイムに突入。
おやすみなさい。
小一時間ほど待ってみましたが再び活動を始める様子が見られなかったので本日の観察はここまで。
稲刈りが例年通りの時期に終わっていると別の種のジシギも見られ比較をしながら観察が楽しめますが、それはまた来季のお楽しみということにして今日の日記はこれにておしまいです。