2017年2月19日 0/-4℃ 雪時々曇り
三寒四温。
寒さと暖かさを交互に繰返し少しずつ春に向かっているこの時期によく耳にする言葉ですが、実のところ日本では冬の間に一回あるかないかの現象のようで誤った言葉の使い方のようです。
日記を更新するにあたり言葉の意味を改めて調べることで初めて知ることが多い今日この頃。
春のように暖かく雨が降ったと思えば今朝は吹雪で真っ白。
外出を躊躇うような空模様でしたが今日はもう一度ヒメハジロを見たいと思っていたので現地へ直行しました。
が、しかし・・・
ヒメハジロが見当たらず。
抜けてしまったのか、はたまた見えない場所で餌を採っているだけなのか。
図鑑を見るとホオジロガモの群れに混ざることが多いと記載があったのでホオジロガモが群れているところを中心に捜索を行いましたが残念ながら発見には至りませんでした。
当てが外れてしまったのでその後は海沿いで鳥探し。
先週観察を行った港湾に行ってみるとウミスズメの姿がちらほら。
やや!カンムリウミスズメ!?
カンムリウミスズメは普通のウミスズメとは違い希少種。
直ぐ近くに浮上してきた個体が頭部に白い部分が見られたため一瞬ビックリしましたがよく見てみると既に夏羽に移行したウミスズメでした。
初めて見る夏羽のウミスズメ。
季節先取りし過ぎ。
夏羽のウミスズメは恥ずかしがり屋さん。
あっという間に遠くに行ってしまいました。
先週と同様に岩壁の近くを一定間隔で浮上するウミスズメがいたのでそちらをモグラ叩き。
リベンジとばかりにカメラを構えますが先週よりも浮上時間が長く、それに加えて今日の港湾は波が穏やかだった為ゆっくりと観察&撮影させてもらうことができました。
近くで見ることができたので写真では大きく見えますが実物はとても小さなサイズなので足を止めて探さないと目に入りません。
そんなウミスズメを観察していると岩壁に沿って移動してる変な物体が見えました。
何あれ???
進行方向に移動して待っているとどんどんこちらに近寄ってくる謎の潜水艦。
ふぁっ!?
ツチ・・・ミズノコ!!?
目の前まで来ると潜望鏡が出てきました。
『潜水艦・白襟大波武』
この種はdiverと英名がつくだけにもっぱら潜水するイメージしかなかったけどこんな餌の探し方もするのか。
それとも単に横着者なのかな。
進行方向で待っているとピントが合わない距離を通過。
私は全く気にならないようです。
シロエリオオハムに相手をしてもらっていると次第に雪が強まってきたので天候の回復を待っていると、一定の距離を保っていたヨシガモが直ぐそばまで近寄ってきました。
相変わらず悪天候の写真ですが今回は頭部の綺麗な色彩を写し出すことができて満足。
天候の回復が見込めなかったので今日の観察はここまで。
そろそろ晴れの良いお天気のなかで観察したいものです。
おしまい。