2017年5月1日 15/7℃ 晴れ
ゴールデンウィーク満喫中。
連休って良いものですね。
普段慌ただしく生活してる反動からもうこのまま退職して隠居生活送りたい気分です。
春の珍鳥まつり第5弾の今日は自宅近くをパトロール。
時期的に毎度のように男鹿半島へ足を延ばしていましたが近場も意外と侮れません。
先ず始めに向かったのは近所を流れる一級河川沿いの河川敷。
こちらでは昨年ムネアカタヒバリとコノドジロムシクイが確認されました。
しかしこちらでは残念ながらそれらしき鳥は見当たらず早々に場所を移動し梅林に行ってみましたが意外にも人が多かったため退散。
再び場所を移動して今度は農耕地のチェックをします。
周囲を見渡しながら車を走らせると道路脇の人工物に見慣れない鳥が止まっているのを発見。
横目に見る形で気付いたのですがこの瞬間落雷を受けたような衝撃が身体を走りました。
実際に落雷したら死ぬんでしょうけど、それ程の珍鳥です。
取り合えず証拠写真を撮らねばと助手席からカメラを出した瞬間・・・
飛ばれてしまった。
最悪の展開。
後になって図鑑と照らし合わせてみたのですがサバクヒタキと完全に合致。
サバクヒタキが飛んで行った方向に車を走らせ周囲を丹念に見て回りましたが発見に至らず・・・
何故あの時リアウィンドウ越しにでも証拠写真を撮らなかったのかと結果論を言ったところで後のカーニバル。
そうそう諦めれるものではなく捜索を続けると草叢で一瞬何かが動いたように見えました。
なんだろう。
小動物でもいるのか?
回り込む形で慎重に確認してみると・・・
ウ、ウズラがいる。
思いもよらない形でウズラを発見。
私にとって画像に残すことができたのは6年ぶり。
警戒心が強く普段は草叢のなかにいてなかなか人目に付くような場所に出ない鳥です。
以前の確認も偶然であり狙って観察できる鳥ではありません。
分かっていることは本州中部以北に夏鳥として渡来する渡り鳥ということ。
これは過去の確認をきっかけに調べることで初めて知ったのですが、ウズラが渡り鳥ということを知り大変驚いた記憶があります。
よもやこの鳥が長距離を飛んで移動するとは想像もしませんでしたが、過去の観察では飛翔する姿の撮影に成功しました。
その時の画像はフジテレビのバラエティー番組でウズラの生態を説明するにあたり画像を使わせてもらいたいとプロデューサーから連絡があり快諾。
ワイプの狩野英考が少々気になりますが、番組の内容はスーパーで売っているウズラの卵を温め雛を孵化させるというものでした。
店頭に並ぶウズラの卵をには有精卵が混ざっていることがあるそうです。
一般的にウズラと言えばスーパーで売っている卵を連想しますし、野生のウズラがいること自体知らない人の方が多いかもしれません。
サバクヒタキが気になるところでしたが取り合えず目の前にいるウズラを観察。
身を伏せるようにして蹲る姿こそウズラの名前の由来だそうです。
警戒してるせいか膠着状態が続きましたが、粘り強く待っているとようやく動きだしました。
この写真では伝わらないと思いますが大きさは私の握りこぶしと同大。
ニワトリのひよこを想像して頂けると実物とかなり近い印象になると思います。
じっくりと姿を見るのは生まれて初めてであまりの小ささに驚きを隠しきれませんが、体に対して足は大きく非常にアンバランスに見えたことと足の速さにも驚かされました。
サイズの小ささから直ぐに視界から消えるものの草の動きで居場所が分かります。
近付き過ぎて警戒したのかウズラは突然飛び立ち場所を移動。
飛ぶ姿はキジに似ており直線的に飛んで滑空するように地面に降ります。
今日は残念ながら飛翔する姿の撮影に失敗しました。
しかし降りた場所は把握できたので再び観察。
以前観察した場所から直線距離で1km程ということもあり、この辺りが渡りのルートになっているのか繁殖しているのか・・・
詳しいことは解りませんがもし繁殖しているのであれば雛を連れて歩く姿を見てみたい。
そんな姿が見れたら悶絶するでしょうけど。
一方、珍鳥サバクヒタキはその後の捜索でも見つからず今日の観察は断念。
付近から抜けてないことを祈り、また明日捜索してみようと思います。
今日の観察日記はここまで。