2018年10月18日
旅行記の編集作業に加え業務多忙につき遅れ馳せながらの更新。
14日の日曜日は秋の渡りシーズン、第1回目の探鳥を行いました
今回は当日の様子を綴った日記になります。
2018年10月14日 21/9℃ 晴れ
前日の土曜日、仕事の移動中に秋田市内でアカアシチョウゲンボウ
抜けてないことを祈りつつ日曜日は日の出と共に捜索を開始しまし
残念ながら発見に至らず。
見つからないものは仕方ないのである程度のところで区切りをつけ
日本海に突出した土地柄、渡り鳥の中継地となっています。
目的とするホットスポットへ到着し目に飛び込んできたのはコホオ
私が確認した位置からは逆光だったため大きく回り込む形で車を移
草地の奥深くに隠れてしまうコホオアカ。
毎度のことながら警戒心が強くて渋い。
再び姿を見せてくれることを期待しその場で待機。
待てど暮らせど一向に姿を現す気配がないのでノビタキに相手をし
ノビタキも春と秋の渡りのシーズンに見られる小鳥です。
大きく撮った写真はWeb用。
ホームページに掲載する分には見やすくてもいざプリントすると非
辺りはノビタキだらけで撮り放題ですから写真展でも使えそうな絵
プリントするなら小さいくらいがちょうどいい。
とは言っても写真展に出す機会もないのでプリントすることはあり
こちらの個体を眺めていると大きく口を開け始めました。
拡大してみると可愛い舌が見てとれます。
口を開けたまま首を左右に振り始めたのでペリットを吐き出すだろ
こんな時こそ動画撮影をするべきだったと後になって後悔しました
ノビタキはフライングキャッチをして蝶を捕ったり、地面にサッと
暫くの間ノビタキを撮影していましたが、肝心のコホオアカは出る
痺れを切らした私は草地で珍鳥探し。
草地を歩いて間もなく足元から飛び上がる1羽の小鳥を目にしまし
「この動きは珍鳥に間違いない」
小鳥は私の足元を歩いて移動するほど警戒心が薄く、よく見てみる
ピントが合うところまで後退し撮影してみましたが光線の状態がよ
順光の位置につけるよう回り込み謎ムシクイの撮影を試みます。
一体この個体は・・・
画像をしっかりと確認してみるとメボソムシクイのように見えます
しかしこれによく似た旅鳥のオオムシクイの可能性も有り。
四方八方から特徴の解りやすい写真を撮影してみますが・・・
尾羽は両端の方が長くトビの尾羽の形状に似ています。
しかしながら鳴いてくれないとさっぱり分からん。
春の渡りのシーズンに「ジジロ ジジロ」と特徴的な鳴き声を聞かせるオオムシクイは鳴き声を頼り
メボソムシクイも然り樹上で見るのが一般的でこのように地面を移
どうも草地を移動しながら餌を採っているようだったので画像を拡
捕まえていたのはゾウリムシでした。
旅の途中で疲れていて普段見せないような動きをしていかのか、そ
この類の鳥が太陽燦々の日の当たる場所に出てくるのは珍しいこと
徐々に背の高い草が生える場所に移動し遂にはススキが密集する場
最後のカットでは2本の翼帯も見えますがこのムシクイは何者なの
頭を悩ますこの個体、本日この個体についてベテランの方からの見解を聞かせて頂くことができました。
結論から言うとオオムシクイの可能性が一番高いそうです。
メボソムシクイやコムシクイについては既に時期から外れているそうで、今はオオムシクイの最盛期なんだとか。
尾羽については角度的なもの、翼帯については第一回冬羽、その他様々な識別点から答えを導きだしてもらうことができました。
苦手と言って目を逸らしていたことから自力で答えを出すことのできなかった今回の観察。
今後の観察に活かせるよう、より一層しっかりと観察しなくてはならないと思わせられる出会いとなりました。
マニアックなお話になってしまいましたが、今日の日記の最後は先日力強い走りを見せてくれたSLこまち号の画像を掲載したいと思います。
私がカメラを構えると急に降り出す雨。
雨男のパワーを遺憾なく発揮してしまいました。
おしまい。