2018年3月24日 10/3℃ 晴れ時々曇り
前回に引き続き今日も男鹿半島一週の旅。
渡り鳥を探して転々と場所の移動を繰り返しますが今回も見事に空
シャッターを一度も押すことなく時間だけが過ぎていく、
せっかくのお天気が勿体無く思い、容量の少ない頭をフル回転。
何を観察しようか引き出し中を漁るように思案した結果、
渡り鳥がダメなら留鳥ということで一路クマタカ山へ。
山道を登っていると前方で小石が落石。
ポロポロと連続して落ちるので何かと思い見上げてみるとヤマドリ
撮影しようと咄嗟にカメラを持ち上げますが手首に走る激痛。
痛めている手首が本当に不便極まりない。
まごまごしてる間にどんどん遠ざかってしまいました。
その後はこれといった出会いもなく山頂へ到着。
眼下に広がる景色を眺めながら足腰のトレーニングを開始します。
ここではクマタカの出待ちをしてる間、
しかしながら待てど暮らせど姿を見せないまま一時間以上経過、
「クマタカ山で遂に初の空振りか」と帰ろうかと思った矢先、
徐々に高度を上げながらこちらに近付いてきます。
手首の痛みの影響でレンズを支えることができない為、
後はこちらに吸い寄せられるように飛んで来るシーンをどのように
一番美味しい場面を撮り逃がさないようとカメラを構えていました
こちらに飛んで来ていつもの場所に止まると思いきや、目の前を通過したところで突然翼をたたんで降下していくクマタカ。
しかし獲物を見つけた時のような“急降下”ではなく、
距離としては驚く程近い場所に止まっていたものの、
せっかくの止りモノを抑えることが出来ず痛恨の極み。
目の前を悠々と飛ぶクマタカ。
山を一週するようにして上昇すると向かい側の山頂近くへ止りまし
私の目で辛うじて分かる程度の距離の為、画像を最大まで拡大。
この場所に止まるとけたたましく鳴き始め、
上昇気流に乗って円を描くように上昇しています。
鳴き声に反応したのか最初に現れたクマタカの元へ。
矢印の先に居るのが最初に現れたクマタカで頭を下げて前傾姿勢に
枝を伝うようにして近付いていく後から現れたクマタカ。
何の為の前傾姿勢かと思っていたのですが、
距離が離れていたことに加え陽炎の影響で拡大すると酷い画像です
私自身クマタカの交尾を確認したのは始めてですが、
繁殖期に入った個体は既に抱卵中であると思っていたので少々意外
交尾は約20秒程続き、
その後♀も飛び立ち視界から消えたところで観察は終了。
クマタカはイヌワシ比べると個体数は多いものの、
森の王者として生態系の頂点に君臨するクマタカ。
この鳥が棲む森は多様な生き物が生息する森林環境が整っているこ
今日は思いがけずクマタカの繁殖行動を観察することができました