2019年10月14日 19/10℃ 晴れのち曇り
久しぶりに祝日が休暇となり、二日続けての観察となったこの日は
絶好の観察日和です。
今回は珍鳥との出会いに期待をして男鹿半島へ繰り出しました。
観察場所へ着くと辺りからは小鳥たちの声が賑やかに聞こえてきま
台風の影響で足止めを食らっていたのか上空を移動する小鳥たちの
・・・しかし期待とは裏腹に確認できるのは普通種ばかり。
とは云っても普通種をしっかり観察してこその珍鳥だと思うので、
広い男鹿半島の何処かにはきっと珍しい鳥が渡来していると思いま
「せっかくの連休をこのままで終わりたくない」
ストレスを溜めたまま週明け仕事をするのは精神衛生上よくないと
狙うは夜行性のヤマシギ。
日中は林の中に居ることの多いヤマシギですが、夜になると餌を採
そのため林近くの草地や林道では活発に動く姿が観察できるので、
林道を進んで間もなく3羽のヤマシギを発見。
しかし日中とは違い肉眼で見ることは容易でも撮影となると一筋縄
複数羽居ることが分かるように撮影したかったのですが、暗闇を動
採餌の様子を動画で撮影してみましたが、手持ちの機材では難易度
そうこうしているうちに他の2羽が見えなくなり、観察していた個
ヤマシギの警戒心は個体差が激しいので、のんびりした個体との出
林道を進むとウサギとタヌキが横切りましたが、イタチと同大の黒
未だにこの生き物が何であるのか分かりませんが、イタチと姿形が
秋田県内で確認例は今まで無かったと思いますが、宮城県では定着
更に林道を進むと道路脇のポール上に光る物体が・・・
この物体の正体はヨタカ。
ヨタカの目はライトの光りに強く反応します。
実はこのヨタカ、下ばかり見ていたせいで存在に気付かず一度飛ば
時間を置くことで同じ場所に戻ってくれましたが今度は驚かさない
車が真横を通過して飛ぶくらいだったので警戒心は全く感じられま
辺りを見渡して虫の動きを探っているようでしたが、これといった
それにしてもコハクチョウが渡来するこの時期に未だヨタカが居る
もう渡っていると思っただけに私としては意外な出会い。
いつか日中に観察できればと思っているのですが、いつになること
思いがけずヨタカを観察できたところで再びヤマシギ探し。
何度か林道を往復していると林縁に出てきたヤマシギを発見。
明らかに警戒心の薄いことが分かる、そんな個体です。
警戒心の強い個体は直ぐに飛び立ってしまいますし、飛び立つこと
こちらの存在を気にする様子もなく餌を採り始めました。
林縁は地面が柔らかく餌となるミミズが採り易いようです。
嘴を挿し込むようにして捕食しているようでした。
画像からは伝わりませんが、ヤマシギは体を上下に動かしその振動
ブレブレの写真を量産しながら観察を続けていると突然立ち止まり
私には分からない他の動物の気配を感じ取っていたのかもしれませ
このタイミングで一度距離を詰めて観察してみることに。
一体何処まで接近を許してくれるのだろうと思い、アヒル歩きで近
ちょっとずれた目の位置に特徴的な頭部の模様、ずんぐりとした体
帰宅してからこの画像を見て何度笑ったか分かりません。
ぼっーとしているヤマシギを至近距離で見ていましたが、思い出し
一度動き始めると今度はかなりウロウロ動き回り、これ以上の観察
この後も他の個体を探していると移動の途中であろう個体と遭遇し
この個体の観察は難しいなと判断したところでライトの電池が切れ
結果としてはヤマシギは5羽確認できたことと、思いがけずヨタカ
夜の観察は日中とはまた別の楽しみがあるので、今後も良い観察が
本日の観察日記はここまで。