2019年10月27日 18/14℃ 晴れ時々曇り
この週末も先週と同様に博打性の高い珍鳥探し。
無難な一日を過ごすためには自宅近くで普通種を観察するべきです
とある草地に目を向けるとアオジやカシラダカがいっぱい。
群れのなかにはヒガラの姿も沢山見られました。
今年の秋は例年以上にヒガラの個体数が多いように思います。
何か珍しいのが混ざっていないかと、じっくりと鳥の動きを見てい
シベリアジュリン発見。
と、思いきやオオジュリン。
一瞬胸が高鳴りましたが嘴の形状がシベリアジュリンの特徴と異な
シベリアジュリンの嘴はパッと見た目にも尖って見えますが、オオ
地面に降りて餌を採る姿にもドキッとさせられますが、オオジュリ
こちらでは私が探しているような鳥が見られなかったので場所を移
このところよく姿を見るようになりました。
冬鳥として渡来するジョウビタキですが秋田では厳冬期になると観
これといった出会いがなく途方に暮れながらウロウロしていると『
よく見てみると獲物を抱えたハヤブサが飛び回っています。
辺りには獲物を横取りしようとしているトビが多く落ち着かない様
グルグルと旋回した後、岩場に止まり獲物を食べ始めました。
素嚢(喉元)がかなり膨れ上がっていることから結構な量を既に食
猛禽類はお腹がいっぱいになるとその場から動かなくなることがあ
面倒臭そうに飛び立ったハヤブサは食べかけの獲物を抱えたまま私
観察対象を失い一体どうしたらよいものか・・・
そんな折り、アルビノのマガンが見られているという情報を頂くこ
現地に到着するとマガンがいっぱい。
しかしアルビノの姿が見当たらず。
群れに1羽だけ白い個体がいれば一目に分かりそうなものですが、
どうも時間毎に場所を移動しているようです。
下手に動いて探すよりも飛来することを待つ方が得策だと考え、そ
何処からともなく別の群れが合流したりと辺りはガンの鳴き声で賑
ガンが秋田に渡ってきて約1ヶ月になりますがだいぶ数が増えてき
次々に群れが降りてくる様子はスマホで動画撮影。
今年の春先には北帰行で集結したマガンの塒立ちを観察していまし
この様に飛び交う姿を目にすると季節の移ろいを感じさせられます
ぼんやり空を眺めていると遥か彼方に白い飛翔体が・・・
来た!アルビノのマガン(以下 アルビノ)がこちらに向かって飛んできました。
黒っぽく見えるマガンの群れの中で1羽だけ白いというのはやはり
どうやらアルビノは私の近くで餌を採っている群れに合流するよう
近くで見た印象としてはハクガンのような美しさは感じられず、ま
これこそ空飛ぶおまるです。
一度錐揉みするような形で急激に高度を下げた後は尾羽を開き空気
普段はほとんど目立たない尾羽ですが、着陸する際には重要な役割
余談ですが現代の民航機では主翼の先端が上向きに折れ曲がってい
これをウイングレットと呼びますが、航空機が空を飛ぶ際に主翼の
直線的な翼には翼端渦が多く発生しますが、ウイングレットを採用
鳥に例えるとツルやハクチョウ、大型猛禽など大型になればなるほ
つまり自然と空気抵抗を減らし無駄にエネルギーを使うことがない
話がだいぶ逸れてしまいましたが、アルビノの着陸シーンの続きに
着陸してしまうと沢山のマガンの陰になってしまい観察は困難。
何か白いのが動いているなといった程度で粘ってみるものの状況が
もしかしたらアルビノではなく白変種なのだろうか・・・
メラニンの遺伝情報が欠損したアルビノと色素が減少した白変種は
混同されがちですが白変種であれば瞳孔は黒、アルビノであれば瞳
画像を拡大してみると・・・ちょっと分かりにくい。
こちらの画像では分かりにくいものの、モニターで確認してみるとアルビノの特徴を示していました。
となると黒い羽は一体・・・
この辺については知識不足で何なのか分かりません。
長くなってしまいましたが今回の観察では珍鳥は見つけられなかっ
結末を言うのにこうも長くなるとは。
今回は残念な結果に終わりましたが、来週は過去の記録からも一番
次週は今回空振りした分も取り戻せるくらいの週末になることを願