2019年4月27日
待ちに待ったゴールデンウィーク。
連休の初日は海鳥の観察。
過去の観察と同様、秋田港からフェリーに乗って苫小牧東港まで片
果たして今回はどんな観察ができるのか。
寒気の影響で季節外れの寒さに加え、今にも降りだしそうな曇天の
港を出ると男鹿半島を掠めるようにしてフェリーが進みます。
いつも車で徘徊している場所を海側から眺めていると海鳥の姿がち
画像に見える黒い点々が海鳥で背景に見えるのが男鹿市船川に所在
ちょうどフェリーと陸地の中間位置を飛んでいました。
この辺を飛んでいるのはオオミズナギドリがほとんど。
少し北上すると椿漁港が見え、ここから一気に海鳥の数が増え始め
それと同時に見ることができたのはイルカの姿。
あちこちでイルカがジャンプする姿が見られ、イルカの近くには海
イルカが魚を追って泳いでいるので、海鳥にとっては魚の存在を知
漁船に群がるカモメと同じようなものかもしれません。
群れる海鳥たちを丁寧にチェックしていると1羽だけ見慣れない海
見失わないよう注意深く見ることで、初めて見るトウゾクカモメで
名前にある通り他の鳥から獲物を奪う海のギャングと知られる海鳥
中央尾羽が長く伸びる特徴があり、此方の特徴を確認できたことで
もう一つの発見がミツユビカモメ。
外洋性の強いカモメであることから普段はあまり目にすることはあ
しかし夏羽に移行しているようで初めて見る姿。
暇さえあれば図鑑を眺めていたのが役に立った瞬間です。
予習がなければ見過ごしていたかもしれません。
曇天で出発した船旅でしたが、北上するにつれ視界も良くなり能代
この辺りからハシボソミズナギドリが多くなり船との距離も近くな
船が近付くと一斉に飛び立ち離れてしまいますが、なかには船と並
普段陸地から見るカモメ類と違い、海鳥がどのように飛んでいるの
水面ギリギリの位置を飛んでいる様子です。
参考までに私が乗ったフェリーの航行速力は22.7ノット。
時速に換算すると約42km/hですが、並走するように飛ぶ個体
何故あのように加速できるのか、私の観察欲を掻き立てます。
海鳥との距離は更に近くなり、飛び立ちの瞬間も。
水面を蹴って助走をしています。
一度飛翔し始めると羽ばたきと滑空を繰り返しますが、同じミズナ
間近で飛翔を見られる機会も多くなり海鳥の観察を満喫。
ハシボソミズナギドリによく似たハイイロミズナギドリも見られましたが数は圧倒的に少ないようです。
野鳥の会 秋田県支部の記録でアカアシミズナギドリの記録が掲載されていたので注意深く探してみましたが残念ながら発見に至らず。
楽しい時間はあっという間で、秋田沖を抜けたことで私にとって管
この先はおまけの観察になりますが、今回の船旅でもう一つの楽し
男鹿沖では約20頭のイルカを見ることができましたが、この時期
しかし期待と裏腹に1頭も見つけることができず・・・
たまにオットセイorアザラシと思われる生き物を見ることが出来
フェリーは津軽海峡を抜けると日高沖へ。
太平洋に出るとアホウドリの類いに出会えるチャンス。
気合いを入れて広い海を見渡していると・・・
見えてきたのは閑古鳥。
たまに遠くをハシボソミズナギドリorハイイロミズナギドリと思
そしてフェリーは予定よりも20分ほど早く苫小牧東港へ到着。
少々残念な船旅でしたが秋田沖でトウゾクカモメを見る
そして北海道への滞在は約2時間で折り返しの便で秋田港へ帰るの
マイカーも同乗。
ここからマイカーで巡る北海道・野鳥観察の旅の幕開けです。
珍道中のはじまり はじまり。
今年のゴールデンウィークは10連休ということもあり、兼ねてか
秋田で見ることのできない固有種の観察をメインに風景やグルメも
先ずは初日の宿営地は空自・千歳基地の目の前。
今回の旅も位置関係が分かりやすいように赤ピンを立てた地図を掲
新千歳空港が近いということもあり、腹ごしらえのため国内線ターミ
空港に行くとその土地のだいたいのものを食べることができるので
北海道での最初の食事、海鳥の観察で冷えきった体を温めるため
札幌ラーメン 味噌ラーメン。
『千歳で食ってんじゃねーか!』というツッコミは無しで。
味の方は、まぁ普通でした。
熱いと大抵のものは美味しいと感じるのではないでしょうか。
甘党ですが辛口評論家。
満腹になったところで宿に戻り早めの就寝です。
翌日は観察をしながら帯広市を目指しますが、その様子は後日更新の