2020年10月18日 16/8℃ 晴れのち雨
この日曜日は渡りの小鳥を観察するため今季初の男鹿半島へ。
多くの鳥が移動するこの時期、前日の夜は一晩中ハクチョウの声が
真夜中はオリオン座が綺麗に見える星空が広がり、ハクチョウの群
朝焼けで辺りがオレンジ色に染まる早朝の時間帯、自宅を出るとハ
進行方向には風車が立ち並び、衝突する危険性が高く心配事が絶え
秋田市から湾岸線を北上すると男鹿半島を背景に秋田沖方面に飛翔
パーキングに車を停め秋田沖に抜けた場面を撮影しました。
秋田沖には洋上風力の建設計画があり、高度としても位置としても
この計画が実現すると多くの渡り鳥が危険に曝されることは必至。
電力は人が生活する上で必要不可欠ですが、発電方法や設置場所に
ハクチョウたちを眺めていると不自然に見える白波。
もしかして・・・
「やっぱりイルカだ」
今年の1月19日と全く同じ場所でイルカの群れに遭遇しました。
取り合えず動画でも撮影してみましたが・・・
前回の確認時とは違い一定間隔で浮上しないことから思ったように
動画は諦め浜辺に降りて近い位置から観察してみることに。
浮上して顔が見えるタイミングを狙い撮影を試みるとピンボケです
こちらのイルカの群れは前回確認できた個体群と同じ群れであると
そちらの方から教えて頂いた話では、このイルカはミナミハンドウ
新潟県で確認されていた個体群が秋田県まで北上してきたようで、
その後は秋田港や男鹿半島など各地で目撃が相継ぎましたが、新潟
偶然の再会に歓喜し、鳥の観察そっちのけでイルカの観察に没頭。
私の立ち位置から徐々に離れたイルカの群れは秋田マリーナ付近を
おそらく魚を追っていたものと思われますが、イルカの近くにはウ
それにしても風車の数が酷い。
画像に写るのはほんの一部でこの一帯は数多く風車が立ち並んでいます。
なかなか私の立ち位置に戻って来ないことから車を移動して秋田マ
釣り人の多くがイルカをスマホで撮影している方もいらっしゃるよ
撮影する角度が変わったので男鹿半島を背景に。
あれやこれやと撮影を兼ねて観察しているとサイズの小さなイルカ
残念ながらその瞬間を捉えることはできませんでしたが、撮影した
画像を検証した結果小さなイルカは2頭いるようです。
前回の観察では見られなかったことから、おそらく今年産まれの個
私が見たものは家族団欒の1コマだったのかもしれません。
上空を眺めるとハクチョウの群れが南下していました。
秋田沖を南下しているため新潟県を目指す個体群でしょう。
青空を背景に飛翔する姿は本当に美しい。
イルカの観察を続けていると負けじと跳ねるボラ。
こちらは一体何の為に跳ねているのか・・・
ボラを狙ってきたのかミサゴが上空でホバリング。
ダイブする瞬間を撮影しようとカメラを構えたところ、ゆっくりと
普段見るような急降下ではありません。
狙いが定まらず狩りが失敗したのかと思いましたが、こちらに接近
何を捕まえたのか気になり画像を確認してみたところ・・・
「この魚は???」
一言で云うと顎の尖った長いサンマ。
魚類の知識が全くと言っていい程ないもので、釣りも趣味としてい
鳥友さん曰く『水面直下を泳ぐので格好の餌食』なんだとか。
私からするとボラの方が食べ応えがあると思うのですが、ダツとい
肝心のイルカの群れは徐々に距離が離れ私の立ち位置からは見えな
朝一番で男鹿半島を目指すつもりが、時刻を確認してみるとこれか
しかし私には大事な目的があったためイルカの観察はここまでとし
いつもであれば車で各所を回りながら探鳥を行いますが、この日は
しかし目に入る鳥はウグイス、ウグイス、ウグイス・・・
なかなかお目当ての鳥が見つかりません。
過去の観察を振り返ると渡りのシーズンはホオジロ科の鳥を観察す
しかしそう簡単に物事が運ぶことはなく、お目当てとなる鳥を撮影
単に証拠写真を撮影しただけで観察には程遠いものでした。
今回はイルカを観察できたことで良しと考え、お目当ての鳥を観察
本日の観察日記はここまで。