2020年11月1日
今回の日記はヤマシギの観察記。
春の渡りの時期にも観察を行っていたヤマシギですが、繁殖を終え
繁殖シーズンにヤマシギはどのような行動を見せるか、生態に迫る
漂鳥として南下するヤマシギですが、秋田では少数の個体は越冬し
しかし大半の個体は南下してしまうため渡りの時期を逃すと来年の
そこで春と同様に渡りのタイミングに合わせ10月に入ってから夜
今季群れをなして見ることができたのは15日、木曜日の夜。
幾つかの林道を観察ポイントとしていますが、この日は何処の林道
前年の当たり日を確認してみると10月14日で、ほぼ同時期に南
田んぼで見るジシギとは異なるこのフォルムがたまりません。
どの角度から見ても不細工で不恰好。
だがそれがいい。
見れば見るほど不細工加減が可愛く思え、観察していて飽きのこな
10月前半は暫く好天が続いていたせいか、こちらの林道は路面が
林道脇の草地に嘴を挿し込みミミズを捕食しているようです。
こちらの林道で確認できたのは3羽でいずれの個体も一定程度の距
しかし群れが密集状態で下手に近付くと一斉に飛び立ってしまう恐
そこで普段あまり足を運ばない林道に行ってみると単独で採餌をし
この個体、今まで観察してきたなかでも一番警戒心の薄い個体でし
手を伸ばすと届くような位置まで近付いてきたかと思えば目の前で
望遠レンズでは近すぎてピントが合いませんし、何とか画像に残し
ここでふと思い付いたのがスマホでの動画撮影。
スマホのカメラ機能が悪く粗悪な映像ですが、雰囲気だけは伝わる
目の前でのほほんとしている姿を画像に残そうと私が後退する形で
短足であるため腰を下ろしているようにも見えます。
暫く膠着状態が続きましたがヤマシギにとって私はどんな風に見え
間近で観察を続けていると不意に聞こえてきた風切り音。
真上から降ってくるように別個体のヤマシギが飛来しました。
それと同時に再び採餌を始めたヤマシギ。
2羽に挟まれる形となり身動きが取れなくなってしまい動くことが
下手に動くことで警戒させてしまうと楽しい時間は一瞬のうちに終
まさかこの様な展開になるとは思わず、ズームレンズを持ってこな
望遠レンズでは撮影したところで単に近いだけの写真になってしま
写真は残念なものになってしまいましたが、この様な出会いは滅多
ピーク日となった15日以降は空振りに終わる日が多く、月の後半
仕事も忙しく時間の取れないなかでの観察でしたが、今季の観察は
ナイトウォッチングは観察方法としての線引きが難しいため生態に
本日の観察日記はここまで。