2020年12月27日
久しぶりに快晴となった日曜日。
本来であれば意気揚々とフィールドに繰り出していたところですが、この週末は予定が入っており観察をお休みしました。
そのため今回の日記は以前観察を行っていたカラスのお話です。
10月25日付の日記ではミヤマガラスの群れに混ざるコクマルガ
電線に止まるミヤマガラスの群れ。
仕事先で見かけた群れの様子をスマホで撮影しました。
150羽程の群れの中にコクマルガラスの成鳥を4羽確認。
そのうちの1羽をスマホで撮影。
電線止まりですが青空を背景に間近で見ることができたものの、肝
秋田市内では何ヵ所かにミヤマガラスの群れが分散しており、通勤
じっくりと観察できない時ほど通りすがりでもコクマルガラスの成
更に休日を狙ったように悪天候に見舞われる始末。
しかし腐っていても仕方ないので自宅近くで見られる群れから観察
自宅近くの群れは約80羽程で、先ずはミヤマガラスを単体で撮影
普段目にするハシブトガラスやハシボソガラスは嘴も含め全身が真
今回この様に特徴を捉えた姿を撮影できたのは群れの規模が小さい
電線止まりでは比較的近くで撮影することができても元々警戒心の
群れの規模が大きくなるほどその行動は顕著に表れ、1羽飛ぶと群
そのため少し距離を置いて群れの様子を観察してみましたが、こち
成鳥は白黒のツートンカラーであることから肉眼でも容易に見つけ
しっかりと確認を行った結果、こちらの群れには幼鳥が1羽混ざっ
周囲に居るミヤマガラスに比べても一回り小さいことが見て取れま
ミヤマガラスの体長は47cmなのに対しコクマルガラスの体長は
小さいというだけで真っ黒であっても可愛らしく思えるのは私だけ
田んぼでせっせと採餌をしていましたが、距離が離れているため何
そしてこちらは目の前で採餌をしていたハシボソガラス。
たかがカラス、されどカラス。
遠巻きには真っ黒に見えても近くで見ると青紫の光沢を放つ羽が美
一頻りこちらの群れの観察終えたところで別の群れを捜索してみる
次に見つけた群れは50羽程でしたが、そちらにはコクマルガラス
この後、何ヵ所か思い当たる場所を回ってみましたが想定される場
やはり探すとなるとなかなか見つからないミヤマガラスの群れに一
どうやらあちこちに分散していた群れが集結していたようです。
群れが大きくなることで近付ける雰囲気ではありませんでしたが、
その際に耳にしたのがコクマルガラスの鳴き声。
複数の個体が混ざっているようで大きな群れの中に居てもコクマル
鳴き声については毎度活字で『キョン キョン』と表現していましたが、今回はその鳴き声を録音してみる
こちらの動画から分かる通りコクマルガラスの鳴き声は非常に分か
鳴き声を頼りにコクマルガラスを探してみると比較的撮影し易い場
画像を確認してみると右側の個体は胸の羽も白く部分白化個体のよ
暫く木に止まる様子を見ていると群れは続々と移動を始め、付近の
群れの規模が大きい場合、電線止まりでもカメラを構える動作に敏
上の電線に止まるのはコクマルガラスで左から幼鳥2羽と成鳥が1
下の電線は全てミヤマガラス。
以前の日記にも記載したように群れに混ざるコクマルガラスは住み
一方で田んぼで採餌をする個体を探してみると、成鳥2羽の近くに
大きな群れの中から幼鳥を探すことは大変な作業ですが、成鳥を見
この様にしてコクマルガラスはミヤマガラスの群れに混ざっていて
今回は群れが大きかったことで近くで観察することが出来ませんで
同時に確認できた数としては最大で今季はコクマルガラスの渡来数
今後良い条件で見る機会があれば改めてじっくりと観察を行い、再
そんな出会いに期待して、本日の観察日記はここまで。