2020年4月19日 19/8℃ 晴れ
今回は春の珍鳥まつりをお休みしてカワガラスの観察記。
このところ仕事が忙しく肉体的にも精神的にも余裕の無い生活を送
現在は痛み止めの薬を飲んで凌いでいますが、過度な負担が掛から
そんな訳で今回は近場の山へ籠り、マイナスイオンを浴びながらの
早朝から渓流沿いに腰を掛け、苔むした岩に小鳥が止まってくれな
ここでふと気が付いたのがカワガラスの行動の変化。
先週も少し観察していたのですが、育雛のため頻繁に餌を運搬して
思い返してみると今までカワガラスの観察記を残した記憶がなく、
餌を捕るため渓流沿いを往復するカワガラスの行動を注視しました
一体どうしたものかと辺りをよく見てみると・・・
「お!?雛がもう巣立ってる」
毎年こちらで繁殖していますが例年に比べ約2週間ほど早く巣立ち
鱗模様の羽が特徴的な巣立ち雛は思った以上に動き回り様々な姿を
親鳥に少しでも近付こうと高い場所まで移動したようでしたが『餌
餌をねだって羽をパタパタさせる姿は本当に可愛らしく思います。
この場所はダメだと判断したのか飛翔して場所を移動。
意外にも的確に飛ぶことができるようで、川の反対側に移動すると
度々何かを啄むような仕草を見せるので撮影した画像を拡大し検証
暫く見ていると伸びのポーズを見せてくれました。
成鳥に比べると伸びをする頻度が多かったように思います。
巣立ち雛は水際を行ったり来たりしながら親鳥を待っていると『ビ
餌を検証するため画像を拡大。
ムカデのような生き物であることが見て取れますが、カワガラスは
ヘビトンボの幼虫は渓流に棲む水生昆虫で上流~中流域で見られると記載がありカワガラスと生息域が重なるようです。
場所を移動したことが功を奏したのか巣立ち雛は無事に餌を貰うこ
この場所で餌を貰うと巣立ちはひとっ飛び。
反対側にはもう2羽の巣立ち雛が待っており、今年は3羽が巣立っ
可愛いが3倍効果。
親鳥が給餌に戻ってくるまでの間、巣立ち雛がじゃれ合って遊ぶよ
こちらも画像を拡大。
カゲロウを捕まえた巣立ち雛はもう1羽と引っ張り合いになり
食べる為に捕まえたのか、興味本位で捕まえたのかその点について
そうこうしているうちに親鳥が戻って来ると巣立ち雛は一斉にアピ
可愛さ全開。
給餌を済ませ親鳥が飛び立つと巣立ち雛は思い思いの時間を過ごし
上下に体を揺するようにした動きを見せますが、語彙力の無さから
そのため巣立ち雛の動きについては動画にて。
※水の流れが激しかったため音量にはご注意下さい。
まだあどけない巣立ち雛ですが飛ぶことだけではなく脚の力もなか
こちらは等倍に拡大してみましたが巣立ち雛の方が親鳥に比べ幾分体長が大きいように見えます。
【 巣立ち雛 】
【 親鳥 】
他の鳥類にも見られる特徴ですが、カワガラスも成長する過程で引き締まってくるのかもしれません。
脚の力強さに驚かされましたが泳ぐことも出来るようで、ある程度の
この場所は上流域で時期的にも水温はかなり低く、幼羽の巣立ち雛
しかし暖地で見られるカワガラスは他の種に先駆けて冬から繁殖を
成鳥になると川底を歩いて水生昆虫を捕まえるようですが、私は未
ちょっと一休み。
私が活動する圏内で目撃するカワガラスは警戒心の強い個体が多く
そういった意味で今回は良い機会となりました。
警戒心が皆無とも思える巣立ち雛はこちら側に近寄ってくることも
この日は約8時間カワガラスの観察を続け撮影枚数は1500枚を記録。
私としては異例の数字です。
しかし帰宅してから画像の選定作業に取り掛かかると、構図のバラ
写真は構図一つで大きく変わるので、もっと技術の向上を目指さね
こちらには近いうちに足を運ぶ予定なので、チャンスがあればどの
今回の日記では最後の画像として観察中に美声を聞かせてくれたミ
本日の観察日記はここまで。