2020年6月14日 28/20℃ 晴れのち曇り
今回の日記はヨシゴイの観察記。
春の渡りが一段落すると夏鳥として渡来するチゴモズ・アカショウ
ワンパターン化しつつある過去の観察記録を振り返ってみると年々
全ての種に共通して言えることは、鳥の数そのものが減っており観
後学の為にどの種もじっくりと時間をかけて観察を行い、年毎によ
そのような訳で週替わりで断片的な観察が続いてしまいますが、上
葦が生い茂った水辺で『オーッ オーッ』と低いうめき声のように聞こえてくるのがヨシゴイの鳴き
何処で鳴いているのかと探してみたところ2本の葦に掴まり器用に
セッカやオオセッカもこのようなスタイルで止まる姿を見かけます
こちらの水辺では例年4~5ペアほど繁殖しており過去にも様々な
先ずは今季の渡来数を把握したいと考え丹念に葦原をチェック。
葦原などの茂みに潜んで暮らすので見つけにくい鳥とされています
この日確認できたのは3ペアほど。
雌雄揃って飛翔する場面も見られ、まだ繁殖の準備段階にあるよう
他の地域では今季ヨシゴイの渡来数が少ないとの噂を耳にしたこと
およその渡来数が把握できたところで定点観察に移行。
時間的に逆光になる位置でしたが、水辺を全体的に見渡せる場所と
不意に後方から飛んできたヨシゴイが近くに止まってくれるという
大きく撮れたことが裏目に出てサイズ感が伝わらないのがもどかし
この小さなサギの大きさを表現するにはある程度距離を離すか、上
周囲を見渡すような仕草を見せるとガサゴソと葦を伝い歩き、茂み
無風状態で観察を行った場合、ヨシゴイが葦を伝い歩くことでガサ
突然目の前に顔を出すこともあるので互いにドキッとしますが、こ
首を伸ばし辺りの様子を伺っているようです。
首の伸縮性がスゴい。
ここから更に葦を伝って移動すると水辺に競り出すようにして自生
特に何が面白いという訳ではありませんが、その様子は動画で撮影
サイズ感だけは伝わるかもしれません。
羽繕いを終えると姿を隠してしまいましたが、同じ個体と思われる
密集する形で自生するコウホネの葉は姿を隠すのに最適で、どうや
残念ながら私の位置からはその姿を見ることはできませんでしたが
20分ほど経過すると潜望鏡のように葉の隙間から首が伸びてきま
間もなく飛び立つだろうと考え、その瞬間を捉えようと集中力を高
程なくして飛び立ち。
この後は時間の経過と共に出が悪くなってしまい、なかなか良いシ
今後繁殖が順調に進めば様々な場面が見られると思うので、ヨシゴ
ヨシゴイの観察記は以上となりますが、ここからは先週観察をした
先週は巣造りを始めて間もないコシアカツバメを観察しましたが、
巣の基礎となる土台を造り、そこから徐々に泥を盛り付ける様子を
一週間が経過し巣はどのような変化を遂げているのか。
そっと営巣場所を覗き込んでみると・・・
見事な仕上がり具合。
この1週間で大したものだと感心して眺めていると泥を咥えたペアが飛来。
前回の観察ではペアが交互に飛来して泥を盛り付けていましたが、
これでも巣の完成率は65%といったところでしょうか。
普通のツバメと違いコシアカツバメは巣を塒とすることからサイズ
おそらく後一週間もすると巣は完成といったところでしょう。
また次回の観察日に足を運んで様子を確認し続報という形で報告で
本日の観察日記はここまで。