2017年12月16日 【午後】
前回は島の南端に位置する市街地から探鳥を始め、
今回はその続編になります。
昼食に八重山そばを食べたところで休む間もなく午後の観察を開始
やや慌ただしい感じもしますが限られた時間のなかでどれくらい石
この日も含め、
日本の国鳥になっているキジとは羽色が異なります。
石垣島では普通のキジを1羽も見ることがありませんでした。
手持ちの野鳥図鑑にコウライキジが記載されているのですがこちら
石垣島のコウライキジは人為的に持ち込まれ繁殖をして数を増やし
そしてこちらも外来種。
群れるインドクジャク、動物園かここは・・・?
私のような旅行者にとっては目新しく映りついつい喜んで見てしま
調べてみると農業被害が多く、
秋田県ではニホンジカが問題になっていますが、
環境問題について話すと暗くなりがちなので気分を切り替えたいと
ザーザー降りの悪天候に変わってしまいました。
寧ろ12月は雨の日が多いようなので、
そんな悪天候のなか見ることができたのはカタグロトビ。
宇宙人みたいな顔してました。
トビと名前が付きますが一般的に見掛けるトビとは見た目だけでは
手持ちの図鑑が古いせいか『きわめてまれな迷鳥』
しかしこちらは数こそ少ないものの石垣島では留鳥。
分布域を見るとおそらくフィリピンにいた個体が渡来し留鳥化した
次に観察したのは午前中も姿を見掛けたツクシガモ。
こちらは2013年に秋田で初記録となったカモで、
ツクシガモが石垣島でメジャーな鳥なのかは判りませんが4羽が一
カモと云えば初めて目にするカモとの出会いもありました。
こちらがそのメジロガモ。
秋田県では記録のない鳥です。
図鑑では迷鳥扱いになっていますが関東以北では記録はなく、
しかしこちらは珍鳥になるのであまりピンときません。
地元に現れたら「お腹が痛いので帰ります」と仮病をつかってでも見たくなるような存在ですが、今回観察したいのは石垣島ならではの野鳥。
そんな鳥を探し島を巡って出会うことができたのはインドハッカ。
図鑑を見ると『まれな迷鳥』の記載。
留鳥性が強いと云われる鳥が何故石垣島に居るのか。
分布域を見てもおよそ渡来するような感じはしませんが、
ムクドリ科の鳥とあって動きはムクドリそのものでした。
インドハッカを観察してる頃、
気温を確認すると19℃までガクッと下がっていました。
この日の観察はそろそろ終盤かなと思った矢先、
思わず「コウノトリ!」と叫んでしまいました。
脚に着目し確認をしましたが足環は見当たりません。
こちらは12月6日に確認された個体で大陸から渡来したと思われ
つまり野生個体。
近くにはセイタカシギが沢山いて、
コウノトリと言えば秋田に渡来した放鳥個体を思い出しますが先月
約3ヶ月滞在した後、
そんな放鳥個体を思い出しながらの観察。
コウノトリをじっくり見たところでこの日の観察は終了です。
朝から日没間際まで石垣島の野鳥を堪能できました。
振り返ってみると午後からは迷鳥とされるような鳥の観察が多くあ
観察の疲れが出ていたものの夜は繁華街に繰り出し地元の料理を頂
これもまた旅の楽しみのひとつ。
メニューを開いて・・・
なんだこれは???
まずいゴーヤとは一体・・・
店員さんに詳しいことを伺うと斯々云々。
本当に不味い訳ではなさそうです。
三線のライブを聴きながら呑むお酒は格別。
地ビール、オリオンビール、
個人的にもちもち食感のジーマーミ豆腐(落花生の豆腐)
食べる前に撮ったらよかったのでしょうけど、
ライブが終わったところで店員さんと語る時間があり話を聞いてみ
地元の若い子は都会に憧れて島を出てしまうため、
旅行で石垣島に来て島に魅せられそのまま移住してしまうという話
私も今回の旅で感じたことですが、
「また二度、三度と訪れよう」
次回は観光がメインの17日のお話です。
つづく。