2020年3月15日
前回の続き。
初めて訪れた与那国島での観察もこの日が最終日。
与那国島を離れる迄の間、僅かな望みに掛けこの日は早朝から観察
狙うはオオチドリとクロウタドリ。
固有種という訳ではありませんが与那国島でこの時期に観察される
しかし目的の鳥は見当たらず・・・
ここで目にしたのは謎タヒバリ。
左側奥に写るのはムネアカタヒバリですが、それよりもサイズが小
しかし図鑑上でしかマキバタヒバリを見たことのない私にとって確
こちらの個体に関しては帰宅してからも調べてみましたが、未だし
もっと観察眼を鍛えねばと思わされる個体でした。
一方でマミジロタヒバリは識別が非常に容易です。
これよりサイズの小さいコマミジロタヒバリというのも居るようで
与那国島のベストシーズンは3月下旬~4月上旬のようで、ちょっ
東先から移動して祖納港に行ってみるとインドハッカがペアで行動しており、非常に観察しやすい状態であったことから腰を据えて観察してみることに。
ムクドリ科の鳥ということもあり行動はムクドリそのもの。
声量は大きく、与那国島の人にとっては煩く感じるかもしれません
私が与那国島に滞在してる間、インドハッカを見かけたのは祖納の
祖納の住宅地では屋根に止まる姿、電線に止まる姿、家屋のベラン
インドハッカについて調べてみると世界的に分布域を広げているよ
日本では各地で確認例があるようですが、石垣島と与那国島は本来
その他の地域では篭脱け扱いとなっていました。
このインドハッカ、虹彩が特徴的なので画像を拡大。
昭和時代の少女マンガに出てくるような目をしています。
インドハッカを観察した後は西崎の方へ移動しましたが、これとい
道端で堅そうな植物をバリバリと音を立てて食べており、その様子
※動画の最後には特典映像が含まれます。
楽しかった与那国島での観察はここまで。
初めて足を運んだ場所ということもあり、振り返ってみると今回は
馬や牛を眺めていた時間も長く、生き物が好きな私にとって至福と
右も左も分からない状態で始まった観察も蓋を開けてみれば島全体
そんな意味で与那国島にはやり残しが沢山。
再び訪れることでまた新たな発見や出会いが必ず待っていると思わ
あっと言う間に与那国島を離れる時間を迎えてしまいましたが、与
また新たな楽しみができたところで2020年 野鳥観察の旅 in 与那国島はこれにておしまいです。
さて、ここからはおまけ的な観察記。
与那国島から石垣島に移動し羽田便に乗り継ぎをするまで少々時間
短い時間でどれくらい石垣島らしい野鳥を観察できるかタイムトラ
初めに観察できたのはカタグロトビ。
高いところをV字で飛翔する鳥を目にし、よく見てみるとカタグロ
かなり離れた場所を飛んでいるところを発見し撮影したもので、画
我ながらよく気付けたと自画自賛。
道端で見かけるシロハラクイナはなかなか撮影を許してくれません
トラクターに轢かれそうになるギリギリまで突っ立っています。
轢かれそうになっている個体は若いようでしたが、成鳥は目の前で
こちらは縦構図でいっぱいっぱい。
牛舎の近くには山盛りのウンチがあり、これはひょっとして・・・
予想通りツメナガセキレイが居ました。
やはりウンチが大好きなようです。
しかしこの場所ではハエの大群に囲まれたことから速やかに移動。
車を走らせていると地面から猛禽が飛び立ち電柱の上へ。
こちらも与那国島でよく目にしたサシバでした。
獲物を捕まえた直後だったようで、画像を確認してみると獲物はス
地元で見るサシバはカエルばかり捕っているので鳥類を襲うサシバ
この後はこれといって出会いの無い時間が続き、やっとの思いで出
こちらの個体は篭脱けなのではと思わされるほど警戒心がなく、縦
これぞ石垣島という鳥をこのような形で観察できたことは非常に嬉
こちらのカンムリワシを観察した後に出会うことができたのはヤツ
ベストシーズンであれば与那国島では至るところで観察できるよう
ヤツガシラに関しては地元でも観察できますが、年によって変動が大
今年の動向を見ていると去年とは様子が違っているので秋田でヤ
できることなら地元秋田で満開のヤツガシラを。
ここで石垣島での観察はタイムアップ。
空港に戻ると搭乗開始まであと間もなくというところで最後の最後
今回の旅はコロナウイルスの問題から始まりましたが旅行期間中にも状況は刻々と変わり、オリンピック延期も現実味を帯びてきています。
終息することなく年を跨ぐという話も出ているようですが、旅先で感じた地域経済への影響は大きく深刻な問題をはらんでいることを肌で感じた旅にもなりました。
一日も
2020年 野鳥観察の旅 in 与那国島と2020年 ちょっとだけ野鳥観察 in 石垣島はこれにておしまいです。