16cm 漂鳥
翼は赤褐色の羽毛で覆われ、黒い縦縞状の斑紋が入る。
雄の冬羽の頭部は赤褐色で、夏羽では喉にかけて黒くなる。
これは羽毛が生え換わるからではなく、冬羽の赤褐色の部分が摩耗し、より内側の黒い部分が表に現れてくることによる。嘴の基部から頬へ向かう頬線は白い。頸部から腹面は白く、顎線と繋がる。背面は赤褐色に黒い縦縞が入る。
腹面は白い。雄の冬羽は雌に似るが、喉が黒い斑紋で囲まれる。雌は頭頂部と頬が褐色、眼上部にある眉状の眉斑と頬線は黄褐色。背面には灰褐色と黒の縦縞が入る。腹面は灰褐色の羽毛で覆われ、体側面には褐色の縦縞が入る。
平地の湿原、アシ原、草原などに生息する。
秋季や冬季は小規模な群れを形成し生活する。
食性は雑食で、種子、昆虫類等を食べる。
アシ等の茎に縦に止まり、葉の鞘を剥がし中にいる昆虫類を捕食する。
また地上を跳ね歩きながら餌を採食することもある。
繁殖期にはつがいで生活し縄張りを形成するが、巣は比較的集中して作られコロニー状になることもある。草の根元等に枯草等を組み合わせたお椀状の巣を作り卵を産む。雌雄とも抱卵する。
2019.10.27 男鹿市
2019.10.27 男鹿市
2019.10.27 男鹿市
2019.10.27 男鹿市
2022.1.8 秋田市
2022.4.17 秋田市