2011年9月26日
今日は観察日記ではなく報告日記です。
24日の日曜日、観察日記で紹介した通り当日はタカの渡りの観察を行いました。
その際撮影した画像の中に、数カットですがワシと思わしき画像がありました。
(こちらは原画)
かなり遠くを飛んでいたところを撮影したもので、当時は気付きませんでしたが、後から画像を一枚一枚ズームして確認した時に「おやっ!?」と思いました。
イヌワシ!???
と思いましたが、画像も荒く確信が持てません。
帰宅後に図鑑やネットで見比べてみるものの画像が不鮮明なことから特定には至らず。
秋田県では駒ヶ岳と鳥海山で極少数が繁殖しているらしいのですが、観察した場所は秋田市。
そもそも秋田市にイヌワシが飛んでくるものなのかという疑問もあるし、過去に飛来したという情報も聞いたことがありません。
しかし以前、会の先輩であるFさんが「昔イヌワシの幼鳥が男鹿に2週間滞在したことがあるんだよ」という話をしていたことを思い出しました。
これはひょっとしたらと思い専門家の意見を聞くべく、今日の午前中に鳥海山の「猛禽類保護センター・鳥海イヌワシみらい館」に問い合わせてみることにしました。
ドキドキしながら電話で場所や当日の状況を説明すると「よかったら画像を送ってもらえませんか?」とのことで一旦電話を切って画像を貼り付けてメールを送信。
画質が悪いことを説明すると、画像によっては数日かかる可能性もあるとのことだったので気長に待つことにしました( ^-^)
午後1時を過ぎた頃、一通のメールが届きました。
宛名は猛禽類保護センター。
私、この時かなり心拍数が上がってたと思います(笑)
メールを開いてみると・・・
Endo様
お問合せ、ありがとうございます。
写真を拝見しました。
イヌワシですね。写真でみる限りでは成鳥だと思われます。
秋田市での撮影とのことですが、またイヌワシを観察したら情報いただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
タカの渡りは、どんな様子でしたか?
昨日、鳥海山の鉾立ではハチクマの渡り100羽+が確認できました。
猛禽類保護センター・鳥海イヌワシみらい館
このような回答メールがセンターのH氏より届きました(´∀`)
その後もH氏と何度かメールのやりとりをすることができ、野鳥がもたらしてくれた人との出会いに嬉しさが込み上げてきました☆
イヌワシ見たさに何度か駒ヶ岳や鳥海山に行ったことがありますが、今まで会えずにいました。
生態系の頂点に立つとも言われ、繁殖率の低さ・生息環境の悪化から個体数が少なく希少種とされるイヌワシ。
(大森山動物園のイヌワシ)
今回は棚からぼた餅状態でしたが、いつかしっかりと観察できたらと思います。
イヌワシの記録で私が秋田県内で撮影・観察できた野鳥は200種となりました。
と、思いきや会の先輩であるSさんから具体的な識別点を挙げていただき、ハチクマ暗色型の幼鳥ではないか?という貴重なご意見を戴きました!
こうなると引っ込みがつかないので、誰が見てもイヌワシだという写真を撮ってまいります(笑)
頑張れ自分!!!