2012年10月7日 22/16℃ 晴れ時々曇り
ようやく秋らしい気候となりすごしやすくなりました(´∀`)
さて今日は以前撮影したハヤブサの写真から。
日本鳥類目録が改訂され、ハヤブサ科の鳥がタカ目から独立。
様々な変更に伴い今まで撮り溜めた写真の編集作業で大忙しの日々が続いていました。
そしてハヤブサ目の写真の編集に入りましたが、その中に違和感の感じる写真が・・・
この写真です。
何となく普通のハヤブサよりずんぐりとした体型に見えハヤブサ髭(頬の黒い部分)もやや広く感じます。
そして胸から腹にかけて赤み帯びていますが、これは何かの生き物の血とは違うようです。
ふと、オオハヤブサ?とも思いましたが図鑑やネットに出ている画像を見てみると、特徴としては頭部全体が黒く鉄仮面を被っているな印象。
これは違うなぁと思いつつ昨晩遂に辿り着いた「ワシタカ類ハンドブック」。
それを見てみると写真の個体と全て合致するハヤブサが('_')
どうやらこのハヤブサの正体はシベリアハヤブサのようです。
ハンドブックによるとシベリアハヤブサは少数が日本にやってくるそうで、ネット調べてみると各地で記録もありました。
そもそもハンドブックを見るまでシベリアハヤブサなんて名前すら知らなかった訳ですが、これでまた一つ勉強になりました(^-^)
これからの時期はハヤブサにも着目です!
本題に戻って今日の観察はクイナから。
先週は棚ぼたで観察できたクイナでしたが、今日はじっくり観察できたらと思い早朝からポイントに向かいました。
昨晩は激しい雷雨で今朝は濃霧の秋田市。
観察ポイントも濃い霧に包まれていましたが、半夜行性のクイナが活発に動くのでは?と期待が高まります♪
しかし時間はただ経過していくばかりでクイナは一向に現れません。
出てくるといえばオオジュリン。
次第に風が強まり葦は揺らされクイナが動く音はかき消されてしまいます(-"-;)
結果的に3時間ほど待ちましたがその間他に観察できたのは渡りの途中のコムクドリの群れ。
今日は午後からお墓参りに行く予定だったのでポイントを離れ他の鳥の観察をすることに・・・
辺りをウロウロするとチョウゲンボウがあちこちで見られましたが、強風に煽られ一瞬で遠ざかってしまいます(^^;)
唯一アオサギを撮影して結局クイナのポイントへ・・・
途中、今年生まれと思われるアオサギの若い個体の姿が('_')
あれ?
羽が変だ。
怪我をしているようです(>_<)
可哀想にと思い様子を見ているとスタスタと歩いて行きピョンとジャンプ。
と思いきや用水路に転げ落ちた( ̄○ ̄;)!!
アオサギが落ちた用水路は水は殆ど流れていないもののかなり深さがあり、怪我をした状態ではとてもじゃないけど抜け出すことは出来ません。
観察は中止して救助活動開始です!!!
長靴に履き替え水路に入ってアオサギに近付いてみると速足で逃げる(-.-;)
しかし飛ぶことは出来ないようなので一緒に鳥見をしていた友人に救出を手伝ってもらうことに。
挟み撃ちのようなスタイルで友人に反対側に立ってもらうと難なく保護することができました(^-^)
アオサギを抱えると心拍数はかなり早く緊張した様子。
私「大丈夫、食ったりしないから。もう落ちたりするんじゃないぞ(・∀・)」
こんな会話をした直後、私は悲劇に見舞われます!
「グサッ!!!!!」
私「こらぁ!!! 命の恩人に何しやがる(`台´」
なんとアオサギは振りかぶるようにして私の顔を突っついたのでした(>_<)
アオサギ大好きな私ですがまさかアオサギに突っつかれるとは思いもしませんでした。
はっきり言ってかなり痛いです・・・
羽は傷めているものの餌を採る元気はあるようですし、幸いこの辺りは餌が豊富なので、餌場となる場所に歩いていくのを確認してその場を後にしました。
午後からはお墓参りへ。
お彼岸の頃は忙しかったので少し遅くなってしまったお墓参りです(-人-)ナムナム
お墓の近くにはノビタキが沢山いました。
今日のおまけ
凶器となったアオサギの嘴。
突っつかれた私の顔を見て友人は大笑い。
その後友人が発した一言・・・
血ぃ出てるや(・∀・)