2013年6月18日
久しぶりの日記更新です。
実は入院中のカメラですが12日には手元に戻っていました。
本来であれば16日に日記の更新を予定していましたが、何故更新されなかったのか・・・
話はカメラが手元に戻ってきた翌日の13日まで遡ります。
朝目覚めて体を起こすと酷い目眩(*_*)
とてもじゃないけど立っていられない状態で、強いて言うと最悪な二日酔いとでもいいましょうか・・・
頑張って仕事に行こうと再び体を起こしてみましたがやっぱり無理。
一層目眩は酷くなり、体が痺れてきて呂律が回らない状態。
これはヤバいか!?と「救急車」と思った辺りから意識喪失。
なんとなく意識が戻った時にはストレッチャーに乗せられ、病院内をあちこち移動して検査をしてる模様。
朧気な記憶の中でもハッキリ覚えているのは担当医が言った「脳梗塞」と「入院」の二文字。
はじまりはじまり。
検査を終えて集中治療室に運び込まれた私ですが、この時も目眩は酷く意識朦朧としていて「あの世」に行きかけていました。
もはやこれまでか。
そんな私を突然鋭い痛みが襲い掛かります。
グサッ!!!!!
痛えぇぇぇぇ~!
一体何事だ!?
ふと横を見てみると看護師さんが点滴の針を刺している。
しかしこの看護師さん、名札に初心者マークが付いていました((((゜Д゜)
マジすか!?
あまりの痛みで完全にこの世に戻ってきた私。
ベテラン看護師さんにあれこれ聞きながらグリグリ針を刺す新人看護師さん。
ベテランさんが新人さんに「それだと痛いと思うよ!」と伝えると新人さんは・・・
新「Endoさん、痛いですか~?」
私「激しく痛いです(ToT)」
何とかかんとか点滴の処置が終わりました・・・
そして看護師さんにあれこれ質問されます。
・自分の名前
・生年月日
・今日の日付
・今自分は何処にいるのか
この質問は一日に何度も聞かれ、退院するまで繰返し質問されました。
しばらくすると尿意を催し初めてのナースコール。
なんと尿器を持って看護師さんが登場!
さっき会ったばかりの女性に下半身を晒す度胸などなく、両脇を抱えられながらなんとかトイレに・・・
今の時代、尿瓶ではなくプラスチック製の尿器なんですね、初めて知りました。
若干目眩は治まりつつも依然として具合の悪い状態で迎えた入院初めての夜。
21時の消灯ラッパ。
始まったのはイビキの合唱(´Д`)
同じようにして入院している御仁達のイビキ始まりました。
しかも運の悪いことに隣に寝ていた御仁のイビキが一番酷い・・・
これは寝られない。
睡眠中でも物音に敏感な私は結局一睡もできず朝を迎えました。
この頃には少し頭痛があったもののだいぶ目眩も治まり、そんな私の元へやって来たのは理学療法士さん。
早速リハビリが始まるようです。
話を伺うと、言語・作業・歩行とそれぞれ担当が別だということでした。
言語の方は特に問題もなく、ほぼ面会しただけで終了。
次にやって来たのは作業療法士さん。
こちらは場所を移動して別室でのリハビリです。
リハビリと言っても先ずはどの程度障害が残っているのか確かめたいということで、内容としてはテスト的なもの。
時間を計りつつ時間内にいくつ物を移動できるかというものだったり、細いピンを穴に何本立てることができるかというものだったり。
若干左手に遅れがあるかな?という程度で特に問題なしとのこと。
この後は簡単な文章や図形を描いて、一番最後に簡単な算数の計算をさせられました。
作「慌てずゆっくりと答えて下さい。100から7を引くといくつですか?」
私「93」
作「そこから更に7を引くと?」
私「86」
作「そこから更に7を引くと?」
私「69」
作「そこから・・・えっ!?」
私「あ、いや、 79です」
これは恥ずかしい(@_@;)
都合の悪いことは全部後遺症のせいにしてしまおう。
いや、きっと後遺症だな。うん。
少し頭を使ったところで集中治療室に戻ってから看護師さんにシャンプーをしたいと懇願すると「あなた!ここは銭湯じゃないのよ!」と罵られました(*_*)
この日の夜は看護師さんが気を使ってくれ、あまりイビキの影響を受けない場所にベッドを移動してくれたお陰で2時間程寝ることができました。
しかしながら寝不足のせいか今回の病状のせいか頭痛が酷くリハビリはキャンセル。
点滴は24時間絶え間なく続き、血液をサラサラにしてるんだとか。
考えてみると最近水分の摂取量も足りてなかったので、今回体調を崩した要因のひとつかもしれません。
さて、私はよくオナラが出る人間で、我慢は体に毒だと思いつつも音が出ないようにすかしっ屁を敢行。
「ブッ!!!」
やべっ、音が出た(´Д`)
ここは「忍法・知らないふり」で寝たふりを決め、しばらくて始まったのは私の大好きな番組「開運なんでもお宝鑑定団」。
一、十、百、千、万・・・
うはは(・∀・)面白い。
しばらくぼんやりとテレビを見ていると突然・・・
「1万円!」と隣から声が聞こえてきました。
なんとこんな身近に鑑定士がいたとは(笑)
しかし隣の鑑定士が1万円と査定した品物は50万円の評価額。
その後も隣の鑑定士の査定を注意深く聞いていると・・・
「1万円!」
全部1万円の査定を出すいい加減な鑑定士でした。
しかしながら頭痛が酷くなり楽しくテレビを見ていられない状態。
看護師さんに症状を説明すると座薬を持って看護師さん登場!
これまでに3種類ほど飲み薬を試したものの、これといって効果がないために座薬を試してみるとのこと。
看「ほら、わたしがブスッと入れてやるから!」
私「ちょ!絶対無理!自分でやるし!」
慌てて看護師さんから座薬を奪い取り自分で挿入。
しかし挿入して15分後に便意を催しました。
今出してしまっては効果がないと我慢に我慢を重ねたものの30分で放出(´Д`)
その後も頭痛は治まらず、気分転換にと初めてシャワーの許可が降りました♪
待ちに待った瞬間です(´ω`)
美人看護師さんが洗ってくれることを期待してワクワクしていましたが、ところがどっこい世の中そんなに甘くありません。
独りで入れとシャワールームに放り込まれました。
さようなら楽しいシャワータイム(´Д`)
入院生活に馴れることもなく再検査の日がやって来ました。
この日は集中治療室から一般病棟への移動も決まり気分的にもだいぶ楽に(´ω`)
新しい病室に移動してみると・・・
見て下さい!この眺め♪
秋田市街地を一望できる素晴らしい環境。
こんな景色を眺めることができる宿は結構値が張るはず。
私の懐事情では皿を何枚も洗う羽目になってしまいそうです。
しかしながら今回は国が宿代の一部を負担してくれるということでここはお言葉に甘えましょう。
さて食事の方も豪華に和食御膳なんて出たりするのでしょうか?
出ました。
Dセットだそうです。
これは良いのか、悪いのか・・・
私の知るところではありませんが、味の方はスーパーウルトラグレートデリシャス。
ここからはちょっとシュールなお話。
一般病棟へ移り病室に入ると私と同じ年代の方が一人いました。
話を伺うと日本全体をみても、約3900人しかいないという奇病を患い手術を控えているとのこと。
手術時間は7時間にも及び退院は秋以降とのことでした。
このお話を伺った時、本当に健康の大切さを実感しました。
私の方は再検査と経過を踏まえ総合的に診断した結果「一過性脳虚血症」ということでした。
この病名、最近聞かれた方も多いと思います。
歌手のチャゲアスの飛鳥がこの病気を患い、療養のため復帰コンサートが延期になりました。
流行に乗っちゃいましたね!
俺ってナウい(・∀・)
18日の午後にめでたく退院の運びとなりましたが、まだ本調子ではないのでリハビリを兼ねながらゆっくりと鳥見していきたいと思います。
これから更に暑くなってきますので水分はしっかりと補うようにしましょう!
健康第一。