2015年10月25日 11/9℃ 曇り時々雨
昨日午後から寒冷前線の通過に伴い荒れ模様の秋田市です。
雨こそ止んだものの依然として風が強く気温も低め。
寒暖の差が影響したのか風邪をひいてしまい体調もいまいち。
馬鹿も風邪をひく時代になりました。
さて条件としては観察に不向きなお天気ですが、やはり一週間に一度のお楽しみですから暖かい格好をして自宅近くをパトロール。
農道を移動していると小鳥の姿を目にしても、やはり強風が影響してかほんの一瞬見える程度。
このオオジュリンを撮影するにもえらく難儀をしました。
じっくり観察なんて無理。
本当に証拠写真を撮るのが精一杯です。
そんな強風をものともせずにいたのが、ここ最近渡ってきたミヤマガラス。
興味を持って観察するまでハシブトガラスもハシボソガラスも見分けのつかなかった私は、よもやカラスがハクチョウのように渡ってくるなんて思いもしませんでした。
数百羽の群れをつくることもあるミヤマガラスですが、その中にハトくらいの大きさのカラスが混ざっていることがあります。
こちら画像中央に写っているのがハト大サイズのコクマルガラス。
隣に写っているのがミヤマガラスですが大きさの違いがよく判ると思います。
コクマルガラスには白色と黒色のツートンカラーをした淡色型と呼ばれるタイプもいますので、群れの中から探すのはそちらの方が簡単です。
農耕地のような開けた場所での観察は条件的に厳しく、比較的風の影響の受けにくい山間部へ移動してみることにしました。
山に着いてみるとこちらはこちらで時折雨が降ってきて一長一短といった感じ。
いやここは二短かな。
こちらはヤマビルに怯えながら徒歩での観察になりますが、残念ながらお目当ての鳥は確認できず。
例年であれば姿を見せる頃なのですが、今年はどうしたものか・・・
気持ちを切り替え、何かこの時期らしい鳥が入っていないか見て回るとミヤマホオジロの姿を確認。
辺りでヒヨドリとカケスがギャーギャー騒いでいたので、可愛い囀ずりは僅かにしか聞こえず。
私の存在を気にせず囀ずっているミヤマホオジロを見ていると、カラ類の混群と一緒にエナガたちが飛んできました。
丸っこくて可愛い。
丸い綿に尾羽をくっ付けただけのような風貌です。
サイズも小さくちょこまかと動く姿もこれまた可愛い。
そんなエナガを見ていると1羽がクモの糸が束になったようなものを一生懸命引っ張っていました。
よいしょ~。
仲間も見にきました。
よいしょ~よいしょ~。
本当に可愛い(●´∀`●)
お目当ての鳥が見られませんでしたが、私としては可愛いエナガが見れて満足。
しばらく散策を続けると雨が霙に変わってきて一層寒さが厳しくなりました。
まだまだ観察を続けたいところですが、山の天気がかなり不安定で雨宿りの時間が長くなってきたことと、治りかけの風邪を考慮して今日の観察はこれにて終了としました。