2015年12月13日 7/1℃ 曇り
本格的な冬になったと思えば季節外れの暖かさ。
去年の今頃は降り積もった雪の中を台湾の一行と観察したことを思い出します。
今年はやはり暖冬傾向にあるのか、秋田県内でも雪深い地域とされる私の実家周辺にも雪が全くありません。
実家と云っても母子家庭に育った私は引っ越す機会が多く、祖父母の家が実家という感覚です。
幼少期の頃は1階部分がすっぽりと埋まるほど雪が積もっていましたが、現在は冬囲いをしなくても済むほど雪が少なくなりました。
さて、今日はそんな実家周辺での観察。
実家の近くには川が流れヤマセミが住んでいます。
橋の手摺りにヤマセミが止まっていることもあり、こちらならではの観察を期待。
しかし幾ら待っても幾ら探してもヤマセミは見当たらず。
完全にアテの外れた私は付近をウロウロ。
子供の頃に遊び回った場所を懐かしく思いながら歩いていると・・・
うおっ!!!?
マ、マジか・・・
こちらをジッと見ているこの目。
トラフズクとの対面です。
こちらはフクロウの仲間でご覧の通り耳のように見える長い羽角が特徴的。
写真は近くから撮影したものなので大きく見えますが、図鑑スペックでは38cm
実物を目の前にすると数字以上に小さく見えます。
今の季節はコミミズクも観察することができますが、また別の可愛さがあって角度によってはトトロみたい見えます(・∀・)
警戒すると体を細めたりと色々な姿を見せてくれるトラフズク。
夜行性の鳥なので夕方から活動を始め、農耕地や河原などを低空で飛びネズミなどを捕食します。
その為このトラフズクのいた場所の下にはペリットが落ちていました。
ペリットとは食べた物の消化できないものをまとめた固形物で、口から吐き出されます。
大きさが分かるようにタバコを置いてみました。
パッと見た目はネコのウンコみたいな感じ。
これを枝でホジホジしてみました。
毛に覆われたものから出てきたのはネズミと思われる動物の骨。
画像の真ん中は頭蓋骨になります。
これを見るとほとんど丸呑みしてるのが分かります。
可愛い顔してますがやることはエグい。
しかしながら猛禽類ですし、どの動物も食べなくては生きていけないのでこればかりは仕方のないこと。
今日は思いがけずトラフズクをじっくり観察することができて充実の一日。
あとは繁殖を確認できれば言うことなし。
これからも定期的に周囲の様子を確認し、続報となる日記が更新できればと思います。
本日の日記はこれにておしまい。