2015年12月6日 5/3℃ 曇り時々雪
師走に入り今年も残すところあと僅か。
今朝は久々に寝坊から始まりのんびりスタート。
ここのところ農耕地での観察が続いていたので、今日は気分を変えて山に出掛けてみることにしました。
先週から本格的な冬が訪れ、地元の山は遠くから見ても雪化粧。
上空には真っ黒な雲も見えあからさまに天気が悪そうですが、もう間もなくすると深い雪で閉ざされてしまうので、その前に少しでも観察。
今日のお目当てはオオマシコorアオシギ。
どちらも山間部で観察されることが多い鳥ですが、今までに観察できた場所の他にも徒歩での探鳥。
山の中を歩いて探しているとあちこちから「フィ~フィ~」とウソの鳴き声が聞こえてきました。
こちらは亜種のアカウソ。
木の実を啄むと言えば聞こえは可愛いですが、貪り食ってるといった表現の方が正しいような食べっぷりでした。
時々吹雪かれながら方々歩いて探してみましたが難易度の高い鳥とあって、簡単に見つかるものではありません。
オオマシコが好んで食べる植物に止まってる鳥を見つけ確認してみるとウソですし、アオシギが潜んでいそうな沢でようやく見つけたと思えば大きな石コロだったりと。
3時間ほど歩き少し腹が減ったのでパンでも食べようと、ポケットに入れていたパンを取り出してみるとぺしゃんこに潰れていました。
ナンのようになってしまったパンを見た瞬間心がボッキリ折れ「うん、今日は止めよう」と心で呟き、他の鳥にターゲットチェンジ。
せっかく山に来たのだから山で観察できる鳥を探そうと再び山をウロウロ。
しばらく歩くとカラ類の混群を見つけたので、なかにキバシリが混ざってないか一羽一羽チェック。
残念ながらキバシリは混ざっていなかったものの、群れのなかにゴジュウカラが混ざっていたのでそちらを観察することにしました。
しかし見つけたのはいいものの高いところを移動していて観察しようにも観察できる状態ではなく、なんとか見える位置に来たところを証拠写真程度に撮影。
いつもこんな枝の多い場所にいる訳ではないのですが、今回は見つけた場所が悪かったようです。
しかし今日はお目当ての鳥にフラれっぱなしなので、ここでサヨナラとはいかずゴジュウカラが観察しやすい位置まで近くの斜面を登ることにしました。
7~8mほど登ったところで良い位置に来るのを待っていると狙ってた木に飛んできてくれました!
は!?
ゴジュウカラが飛んできたと思ったらコゲラだった・・・。
何故見間違えたかというと、ゴジュウカラはコゲラのように木の幹をクルクルと忙しなく動き回り動き方が似ているんです。
気を取り直して今度こそゴジュウカラ。
このようにしてキツツキの類いと同じようにして幹にしがみつき、樹皮の中に潜んでいる虫などを食べます。
但しキツツキと違う点があって、このゴジュウカラは体を逆さまにして幹を降りることができます。
キツツキにしてもキバシリにしても螺旋状に幹を登ったり横移動をしますが、このようにして体を逆さまにして下降してくるのはゴジュウカラだけ。
そのせいもあって幹の裏側に移動した後の動きが予想しにくく、しばらく見えなくなったと思えばとんでもない場所に行ってたりすることも。
今日はこのゴジュウカラを観察した場所で、シジュウカラ・ヤマガラ・ヒガラ・コガラも観察でき、カラ類の一日となりました。
そして今日最後の画像。
細い林道を進むと道路脇に・・・
靴が揃えて置いてありました・・・。
誰だよ本当に。
恐る恐る辺りの木を見上げてしまっただろ(´Д`;)
おしまい。