2015年6月7日 22/10℃ 晴れ
6月に入り梅雨入りした地域も増えてきました。
こちら秋田では少雨に関する気象情報が出されるなど、例年になく好天の日が多くなっています。
さて今日は、声は聞こえど姿が見えず、姿が見えても写真は撮れずの鳥「サンコウチョウ」を撮ってみましょう(・∀・)
鬱蒼として蚊が沢山いそうな場所をヒラヒラと舞うサンコウチョウ。
蚊を見るだけで具合の悪くなる私は、今までしっかりと写真に残すことができず観察リストにカウントしていません。
そんなサンコウチョウを最近Web上でよく目にするようになり、感化されてのチャレンジとなりました(´ω`)
蚊避けの為に養蜂場の方が被るような帽子とゴム手袋、更に蚊避けスプレーを用意して準備万端!
気合いの4時半出発!!!
綺麗な朝焼けが見えるなか車を走らせると、田んぼの畔に何かいるのに気が付き急いでUターン。
アナグマでした(・∀・)
それにしても随分とびしょ濡れ。
何処か泳いできたのか朝露で濡れたのか。
車道脇からしばらく見ていましたが逃げる様子もなく、ガサゴソと何かに夢中なようです。
何をしているのか気になったので農道へ回り込み接近を試みました。
ジッとこちらを見ています。
しかし逃げることなくガサゴソ。
じっくりと観察したいところでしたが、今日はサンコウチョウの為に早起きしたことを思いだし、アナグマの観察は程々に場所を移動。
サンコウチョウの観察場所は我が家の近所といってもよいほど近場で間もなく到着。
ゆっくりと車を走らせると「ホイホイホイ♪」とサンコウチョウの鳴き声があちこちから聞こえてきます( ´∀`)
カメラ片手に鳴き声のする方へ歩いていくと、杉の木の梢に近いところにサンコウチョウを発見!
これはチャンスとカメラを向けますがピント合わせに手こずっているとヒラヒラと飛んで行ってしまいました(ノД`)
この後もしばらく粘ってみましたが、鳴き声は聞こえるものの姿を見つけることができず・・・
時刻は7時半を過ぎ、陽が高くなりつつあると同時に鳴き声があまり聞こえなくなってきました。
今日はここまでか。
ふと見るとサシバの姿。
里山で繁殖する猛禽ですが、ここでも少数が繁殖しているようです。
様子を伺っていると、田んぼへ降りたと思ったらカエルを捕まえて飛び去りました。
近くに巣があるのかもしれません。
サンコウチョウの鳴き声が聞こえなくなったところで、ブッポウソウの観察にシフトチェンジ。
去年は営巣場所に重機が入り、姿を確認できぬまま引き返してきました。
営巣場所の様子も気になっていたので、例年より1ヶ月程早く現地に向かいました(´ω`)
到着して間もなく目に入ってきたのは飛翔するブッポウソウの姿!
よかった、今年も来てくれていた・・・
しかし安堵したのも束の間、目の前に広がる信じられない光景。
営巣木ところか、全ての木が伐採されていました。
無惨に残るブナの切り株。
この林の中には東やとトイレがあったのですが、去年の工事の段階で解体されることは分かっていました。
解体材の搬出に伴い、数本のブナが伐採されるのだろうと思っていましたが、まさか全て伐採されるとは・・・
ここまでする必要って何処にあるんでしょうか?
地元の方に尋ねてみましたが、この場所に何かが建つという予定は聞いたことがないそうです。
無駄に工事費用かけるより、他にお金を必要とするところが沢山あるだろうに。
こんなところで水増しされた予算配分をするいい加減な行政の仕事ぶりが垣間見えました。
この場所でもう営巣することは出来なくなってしまいましたが、姿は確認できたので再び上空を通過しないか待ってみることに。
時々ハチクマが飛んで来るのでカメラを向けてみると、スーッと飛んで行くブッポウソウ。
やっちまった・・・
ハチクマ見てる場合じゃなかった(´Д`)
三度目の正直。
なんとか写真に残すことができました。
しばらく見ていましたが、私が確認できたのは3回だけ。
ここへ来ていた個体のほとんどは場所を変えて繁殖していくと思われます。
今度は人間の手の入らない安全な場所に営巣してくれたらと思い、今日の観察は終了しました。
今日のおまけ
ブッポウソウの出待ちをしていると藪の中からガサガサと黒い影が・・・
ついに熊との対面か!!!?
なんだ、野牛か(´ω`)