2015年7月20日 26/22℃ 曇り時々雨
今日は海の日(・∀・)
海に全く関係なく今日は生息調査。
実は昨日からある鳥を探していまして本日は二日目。
その鳥の名前はコシアカツバメ。
秋田県のレッドデータに分類されるほど希少な鳥で、ネットで調べても本県においての情報は無に等しいです。
唯一上がってくるのは支部の先輩が1997年に撮影された写真のみ。
そんな鳥だけに以前から観察できたらと思っていましたが未だ出会うことができず(´ω`)
我が家にツバメが営巣して以来、ツバメに関して色々と勉強していくうちにコシアカツバメも観察したいという気持ちが日に日に増し、今回本格的に調査に乗り出しました。
闇雲に探しても埒があかないので、先ずは生態も含め色々とお勉強。
・サイズはツバメよりやや大きい
・コンクリート製の人工物に営巣することが多い
・巣はとっくりを縦に割ったような形をしている
以上3点が主だった情報。
それに加え写真で見た印象は姿はツバメそのものですが、オオアカゲラのように喉から腹にかけて縦斑があり名前にある通り腰の部分に赤みを帯びているのが特徴です。
昨日は普通のツバメしか見つけることができませんでしたが今日も根気よく捜索開始!
車を停めては建物を見て回るそんな地道な作業です。
飛んでるツバメを見つけては大きさを注意して見たりと捜索しますが、曇天も手伝ってシルエットのみではいまいち判らず・・・
OMEGAの双眼鏡持ってくるべきだったかな(´・д・`)
時間が過ぎていくばかりで、やっぱり秋田にコシアカツバメはいないんじゃないかなぁ~と思いつつ移動をしていると明らかに普通のツバメより大きなツバメが飛んでいるのを発見!
コシアカツバメ!!!?
飛んで行く方向を確認して車を移動すると・・・
見つけた!!!!!
コシアカツバメの巣です(●´∀`●)
周囲を確認してみると巣は七つ。
残念ながら一つは崩れ落ちていました。
6つは現在使われてる様子。
そして辺りを見ると普通のツバメに混ざって飛び交うコシアカツバメの姿がありました。
腰の赤い部分もハッキリと見えます♪
早速、現在使われている6つの巣をそれぞれ観察してみることにしました。
こちらは巣の補修中のようで泥を咥えたコシアカツバメが出入りしていました。
とっくり型とあって一度巣の中に入って方向転換してから顔を出し泥を盛り付けています。
泥をよく見ると砂が多く混ざっているようで、この辺も普通のツバメと違うようです。
次に観察した巣では複数の成鳥が頻繁に出入りを繰り返していました。
最大で5羽が中に入るのを確認しましたが、この巣で繁殖した個体なのかは判らず。
そしてこの巣から顔を覗かせる個体は必ずと云っていいほど 「ディディディディディ」 といった鳥とは思えないような電子的な鳴き声を発していました(@_@)
またこの巣の近くでは壁面にしがみつくところを何度も確認。
初めて見た鳥なもので一体何故にこのような行動をするのか解りません。
別の建物の壁面に止まる姿も。
こちらでは普通のツバメがちょっかいを出しに来ていました。
しばらく観察した結果、残りの4つの巣はおそらく育雛中と思われる状態でした。
ただこちらは巣の形状が普通のツバメと異なることから中の状態を伺い知ることはできません(´ω`)
巣の観察をしばらく続けたところで今度は飛んでる姿の撮影にチャレンジ♪
下手な鉄砲数撃ちゃ当たる!
当たらない(´Д`)
思ったような写真は撮れず。
これが精一杯。
高性能自由雲台(手持ち)でもコシアカツバメの動きについていけませんでした(´・ω・`)
仕方ないので止まりもので。
高性能自由雲台は残念ながらブレます(笑)
特にレンズを上向きにするとブレは顕著で、長時間同じ体勢を続けるとプルプル震えてきます。
そんな画像をモニターで見ると上手く撮れているようでもパソコンで確認すると残念な気持ちに・・・
それはそうと秋田県内でコシアカツバメを確認できたので◎としましょう。
後は毎年この場所で繁殖してくれることを祈るのみ(´ω`)
今日の観察日記はこれにておしまい。