2016年11月6日 11/6℃ 曇り時々晴れ
秋の渡り、珍鳥シーズン第4弾。
時期的にもそろそろ終盤となってきましたが、ここのところ鳥運が良く珍鳥との出会いが続いているので今日も珍鳥探しに男鹿半島へ。
前回まではホットスポットへ直行する形でしたが、今日は秋田市から海沿いを北上して男鹿半島を一周するコース。
昨晩は大荒れの天候で今朝は北風が強く吹き一段と寒さが厳しくなりましたが、この北風に乗って私の見たい鳥が入っていないかと期待に胸を膨らませ各所を転々と見て回りました。
今までに入ったことのない場所も探検がてら見て回りましたが、残念ながらお目当ての鳥は見つからず。
お隣の山形県飛島では目撃情報もあったということで、秋田にいてもおかしくないはずなのですが・・・
仮に入っていても面積が広いだけに探し出すのはやっぱり厳しいかと思いながら最終ポイントに到着。
へ!?
探していた鳥が道路に出ている。
こちらが私が会いたかった鳥、ユキホオジロ。
この鳥を見たいと思い夜な夜なTwitterで独り呟いていたりもしましたが、願えば通ずるとはこのことでしょうか。
しかし交通量の多い道路に出ていただけに走ってきた車から逃げるように飛び立ち道路脇の荒れ地へ降りました。
降りたところを確認すると、なんともう一羽のユキホオジロの姿が。
そして先週見ることができたツメナガホオジロも一緒です。
ツメナガホオジロは先週たっぷり観察できたので、何はともあれユキホオジロを観察。
こちらは道路に出ていた個体でまだ夏羽の特徴が残っていてる為、白さが際立っています。
まるで雪見だいふく。
ここのところ記事にしていた珍鳥はスズメと大差ないような地味な感じでしたが、こちらは鳥に興味のない方でも目を引くのではないでしょうか?
個人的には可愛いの一言ですが、もう一羽の個体は♀のようで白さこそくすんでいるものの顔立ちは更に可愛い印象です。
今シーズン観察できたコホオアカ、ツメナガホオジロと同じように草の種子を食べていましたが、ユキホオジロは地面の小石を嘴で上手に寄せて潜んでいる虫を探していました。
可愛い顔していてもこんなビロビロしたイモムシも平気で食べちゃう。
観察を続けていると何やら騒音で酷くなりユキホオジロが落ち着かなくなりました。
一体何事だ?
ユキホオジロの視線の先には・・・
『南無阿彌陀仏』
浄土宗の方でしょうか?
今日は集会だったのか物凄い数のバイクが集り、騒音に驚いたユキホオジロは隠れてしまいました。
一度は姿が見えなくなったものの再び同じ場所に戻ってきて餌を採り始めたユキホオジロ。
以前の観察では日没間際に証拠写真を残すのがやっとでしたが、今回は目が痛くなる程観察することができました。
贅沢な時間はあっという間に過ぎ、体力的にも疲れてきたことから今日の観察はここまで。
観察日記はこれにておしまいです。