2017年11月3日 17/9℃ 曇り時々雨
秋の空振り続き。
秋の珍鳥まつりと銘打って毎週末観察を行っていますが、サバクヒタキに出会って以降びっくりするほど空振りが続いています。
本当に運を使い果たしたような感じが否めませんが、この三連休は是が非でも渡りの途中の珍鳥を見つけようと連休初日の昨日は一日中探し回りましたが結果として何ひとつ見つけることができず撃沈。
季節外れの暑さと好天が影響し昨日は移動日だったのか、例年見られるような珍鳥は全く確認できませんでした。
天気予報を確認すると夜には寒冷前線が通過し天候が荒れた後に気温が急転直下する模様。
予想が正しければ足止めを食らった小鳥が見られるはず。
そんな淡い期待を胸に今日も早朝から実績のあるポイントを回ってみることにしました。
フィールドを回ると昨日より鳥の出具合いは良いようですが、風が強くなかなか落ち着いて観察できるような状況にありません。
そんな折、道路沿いから白っぽい小鳥が飛び立つのが目に入りました。
俄に期待が高まります。
車の往来で姿を消してしまいましたが、この手の鳥は同じ場所に戻ってくる傾向があります。
待つこと数分で再び姿を現しました。
白っぽい小鳥の正体はベニヒワと判明。
こちらは探していた渡りの途中の珍鳥ではありませんが、個人的に観察するのは久しぶり。
ベニヒワは冬鳥として主に北海道に渡来するようですが、渡来数は年によって変化があり「当たり年」と云われるような年には本州各地で姿が見られるようです。
地面で餌を採っていましたが車の往来で再び藪の中へ。
また戻ってくるだろうとその場で待機しましたが、待てど暮らせどやって来ません。
抜けはしないだろうと辺りを探してみると少し場所を変え砂利道で餌を採っていました。
羽の模様と色合いが保護色となり探す気にならないと判りません。
しかし私のイメージするベニヒワはハンノキやマツヨイグサに群れて種子を採ってる姿ですが、この個体はホオジロ科の鳥のようにずっと地面で餌を採っていました。
単体だと行動が変わるのでしょうか?
観察経験が少ないとこういった行動の変化が何であるのか分かりません。
図鑑を見ても実物と印象が異なるなんてことはよくありますし、ネットの情報も全てが正しい訳ではないので実物を見て経験を積むというのは大事なことだと思います。
またしても車の往来でベニヒワは避難。
近くの植物に止まって様子を伺っているようです。
こちらは私のイメージに近いベニヒワ。
一時的に釣人の往来が激しくなり、私の車が邪魔になるようだったので車を置いて様子を見ていると運の良いことに近くに寄ってきました。
ここは遠慮なく撮影させてもらいます。
残念ながら伸びのポーズは見せてもらえず。
今日は天候の変化が激しく急に嵐のような荒天になりベニヒワは草地の中に避難。
私も車に戻り天候の回復を待ち、再び餌を採りにきたところを動画撮影してみました。
少々慌てて撮った為ピントが甘くなります。
釣人の往来で何度も待避しつつも同じようなところを行ったり来たりしながら餌を採っていたのでしばらくはこの場所に滞在するかもしれません。
ベニヒワの登場は想定外でしたが、空振り続きの私にとっては有り難いものでした。
明日は連休最終日。
良い観察ができることを期待しています。
今日の日記はここまで。