2017年12月16日 【午前】
この日の石垣島の天気予報は曇りのち雨。
しかし朝起きて宿から外を確認すると青空の見える良いお天気。
石垣島の人が口を揃えて言う通り石垣島の天気予報はアテにならな
朝は宿から直ぐそばの市街地で探鳥を始めましたが、
石垣島は外周140kmで車でゆっくり走ると約3時間の距離。
ネットではノンストップで走ると2時間もあれば1周できると記載
またレンタカーに乗った観光客も多く見られ挙動不審な動きをして
【石垣島交通HPより】
石垣空港は島の南寄りに位置しており、
空港から徒歩3分の場所にレンタカー屋がずらりと並んでいます。
空港を出て少し進むとサトウキビ畑や紅芋畑が広がり、
観光スポットは島のあちこちに点在しますが、
さて、宿を出て間もなく聞き慣れない鳴き声を耳にしました。
声の主はヤエヤマシロガシラ。
八重山諸島に留鳥として分布する鳥なので秋田では見ることのでき
10羽程の群れがガジュマルの木や電線などに止まる様子を見るこ
島のあちこちで姿を見たり声を聞くことができましたが、
次に目に入ったのは電線に止まるムクドリの群れ。
しかしよく見てみるとカラムクドリ。
40羽程の群れでしたが全てカラムクドリでした。
日本には数少ない冬鳥または旅鳥として渡来するようですが、
秋田では記録のない鳥です。
1羽飛ぶと釣られるように次々と飛び立ち民家の木に移動してしま
もっとじっくりと観察したかったのですが、
石垣島ではカラムクドリの他にホシムクドリやギンムクドリが高い
また事前リサーチではバライロムクドリという珍しいムクドリも入
次に観察したのはシマアカモズ。
こちらは今年の春に地元でほんの数分程度見ることができましたが
逆に石垣島では普通のモズが珍鳥になるので所変わればというやつ
シマアカモズは市街地、農耕地と何処でも見られましたが、
後ろにボケて見えるのは竹富島。
シマアカモズの行動は普通のモズと特に変わりはないようです。
ちょっと近寄って。
少し場所を移動したところで今度は目的を持って鳥探し。
この旅ではカンムリワシの観察がメインでしたが、
そのうちの1つ、
う~ん、可愛い。
サギの類いが好きな私にはたまりません。
本州で見られるミゾゴイを私は未だ見たことがないので未知との遭
頭をカキカキ。
意外と歩き回る鳥のようです。
こちらの個体の奥には別の個体も確認できました。
地面からミミズを引っ張り上げる姿を期待しながら見ていましたが
ズグロミゾゴイを見たところで市街地での観察を終え、
農耕地と住宅地の境になる場所では亜種であるイシガキヒヨドリや
本州で見られるものと何が違うかというと共通するのは全体的に黒
南国らしい特徴です。
農耕地に入るとそこらじゅうでセッカの姿が見られ、
特にセイタカシギは島のあちこちで群れを見ることができ、
田んぼエリアからサトウキビ畑に移動するとサトウキビの収穫が行
大型の農機でサトウキビを刈っていましたが、
サトウキビが刈られることで餌となる生き物が出てくるのでしょう
それを待ってアマサギが群れていますがアマサギが農機に巻き込ま
危険を伴いますがアマサギにとって餌を捕るには楽な手法なのでし
アマサギの他にアオサギも見られましたが、
人に慣れているのか近距離で見ていても警戒して飛ぶような素振り
動きはゆっくりで首を伸ばし立ち止まると静止してる時間が長いよ
お陰様で沢山写真を撮らせてもらうことができました。
この後も各所でムラサキサギを観察し、
午後からの観察に備えここで昼食タイムです。
石垣島らしい食べ物をということで隠れ家的なお店に足を運び、
そばが出来上がるまでの間にお通しのようにして黒糖が振る舞われ
疲れた体に優しい甘さです。
この時の気温は27℃と非常に暑く、
冷たい水が美味しく、
ひと息ついたところで運ばれてきた八重山そば。
実は宿の朝食でも同じようなものを食べていましたが、
満腹になったところで午後の観察へ繰り出します。
つづく。