2017年5月5日 21/10℃ 晴れ
今日は二十四節気の1つ『立夏』です。
暦の上では夏を迎えましたが引き続き春の珍鳥まつり。
第6弾の今日はシロハラホオジロ。
トラフズクのナイトウォッチングで疲れを引き摺っていましたが、私にとって未だ見たことがない鳥ということもあり寝惚け眼を擦りながら観察に出掛けました。
6時に現地入りすると既に地元バーダーさんが観察をしていたので話を伺ってみると、まだはっきりと姿を確認できていないとのこと。
シロハラホオジロは昨日の確認で情報を頂いていましたが、もしや抜けてしまったのではと不安を覚えながらも辺りを捜索。
30分もすると顔馴染みの先輩方も集まり、目が増えたことでようやく姿を確認することができました。
この時点で一番の画像。
昨日の話ではゆっくりと観察できそうなイメージを持って現地入りしましたが、ところがどっこい恐ろしいくらいの警戒心。
近付くどころか遠くの人の気配やカメラを構える動作でも警戒し直ぐに笹藪の中へ潜ってしまいます。
証拠写真を撮影できて以降なかなか姿を現さず半ば諦めムードが漂ってきたところにノゴマ情報。
然程離れていない場所にノゴマが出ているとのことでそちらへ行ってみることにしました。
二兎を追う者は一兎をも得ず。
幾ら粘っても開けた場所に出てきてくれず・・・。
あまりの難易度の高さに早々に撤退。
再びシロハラホオジロの観察へ。
現地に着くとビックリするぐらい近くに出たとの話を聞かされ半べそ。
まだ抜けていない事を確認し、その後何度か姿を確認できたところでようやく開けた場所に出てきてくれました。
ご覧の通りまたまたマニア向けな野鳥。
派手さもなくスズメに似たような鳥ですがこちらは秋田県で確認されたのは2例目となる珍鳥です。
ようやく撮影を許してもらえたことで心に少し余裕ができると目の前にカラアカハラという珍鳥が飛来、慌てて撮影しようとしたら一瞬でいなくなりました。
う~ん、残念。
シロハラホオジロは観察を続けると行動パターンが分かってきたので、通過していくであろう場所に予め待機。
少し待っていると予想通り目の前に出ました。
ホオジロの類いは開けた場所に出てきて餌を採るイメージがあったのですが、こちらの鳥は藪の中で餌を採る時間が殆どでまるで小型ツグミ類を見ているよう。
この頃になると朝とはまるで性格が変わったように警戒心が無く、ピントが合わないほど近寄ってくる場面も。
藪の中でガサゴソ餌を探し何かを捕まえたようだったので画像を拡大して検証。
クモを食べてました。
旅立ちはいつになるのか分かりませんが長距離を移動する前にしっかりと腹拵えして元気に目的地に辿り着いて欲しいものです。
情報を頂けることでこのように普段見ることができない鳥を観察できたことと、撮影を許してくれたシロハラホオジロにも本当に感謝。
明日は雨予報なので観察はお休み。
連休最終日の日曜日は今のところ晴れ予報ですが、かなり風が強い予報なのでこの日記が連休最後の更新かもしれません。
おそらく春の珍鳥まつりはこれにて終了です。
本日の観察日記はここまで。