2018年10月6日
前回の続き。
日程3日目。
沖縄本島大三元のヤンバルクイナ・アカヒゲ・ノグチゲラを観察す
樹上で休むヤンバルクイナを前日夜に観察することができましたが
ヤンバルクイナは早朝が勝負ということで、夜明け前に宿を出発し
地元でホオジロを見るように道路脇にいるのですが、姿を見れるの
見つけては車を止めての繰り返しでしたが、何とか撮影させてもら
しかしヒゲが無い。
こちらは♀のアカヒゲでした。
アカヒゲ同様にヤンバルクイナを探しましたが、残念ながら発見に
思いのほか敷居が高い。
それもそのはず、前日夜に遭遇したのですが森には野犬が出没しヤ
その他に野良猫やマングースの被害にも遭い、以前に比べると観察できる確率は低くなっているのだとか
午前8時を過ぎた頃には太陽が高くなり、青空が広がると共に気温
そんななかで見られたのはリュウキュウサンショウクイ。
こちらは地元で見られるサンショウクイと違って額の白い部分が狭
ノグチゲラなんて見れそうないなと思いながら森をウロウロすると巨大なゼンマイが生える木を発見。
ジャングルかここは。
ジャングルを彷徨い歩いていると遂に遭難してしまいました。
と言うのは冗談でアカヒゲを発見。
しかし何か動きがおかしい。
一体何をしてるのかとじっくり観察していると・・・
ヘビが出てきた。
まるで繁殖期の親鳥が巣立ち雛に警戒を促すような動き。
今は繁殖期ではありませんし、近くにそれらしき若い個体も見当た
私の勝手な想像に過ぎませんが、まるでヘビに対して『道路に出た
羊飼いの番犬のように道路に出てきたヘビを道路脇に追いやるアカ
ヘビの動きに合わせ此方へどんどん近付いてきたので遠慮なく撮影
近くで見ることができた喜びと同時にヒゲの無い♀であることが残
欲ばりと言われるのでしょうけどやっぱり♂が見たい。
車の真横まで来たので望遠レンズではピントが合わなくなってしま
かなり画質が悪いもののどのような動きをするのか参考になると思います。
ヘビがいなくなるとアカヒゲもいなくなってしまったので森での観
少し場所を移動し探鳥を行っていると何やら大きな黒い物体が。
こちら調べてみたところオリイオオコウモリのようです。
陽射しのある場所に止まってしまったせいか眩しそうにして体を何
それにしても手が人間のよう。
時々目を見開いて此方を凝視。
ただ只管デカいという印象のみ。
コウモリを観察した後は観光がてら嘉手納町まで南下。
U.S.AIR FORCE
Kadena Air Base
嘉手納基地にやって来ました。
基地を一望できることができる「道の駅 かでな」でランチタイム。
こちらではチーズバーガーを注文しましたが・・・
すごいの出てきた。
大味かと思いきや結構旨い。
満腹になったところで展望デッキから離着陸する米軍機を眺めゆっ
名護市へ戻り慌ただしく準備を整えこの日もナイトウォッチングを
道中は日の入りの撮影も。
南国っぽい感じに撮影しようと設定をあれこれ変えながら撮ってみ
センスが問われるので私のような人間に素敵な写真は撮れません。
辺りが薄暗くなったところで森へ入りましたが、この日は道路にカ
【カニ注意】の看板がある通り道路を横断するカニが多く制限速度
さて、森に入りリュウキュウオオコノハズクを探していると何やら
こちらを観察しているとライトを片手に歩いてくる人が。
同業者かと思ったらパトロールでした。
やんばるの森に多く生息する固有種を守る為に見回りをしてるそう
チラシを渡されお話を聞いたところ密猟者が多くなっているそうで
なかなかお目当ての鳥が見つからず車で少し移動するとヘビを発見
いかにも毒蛇といった感じのこのヘビはガラスヒバァというヘビの
この日もリュウキュウオオコノハズクは見つからず発見できたのは
この日は4個体見つけることができ、そのうちの1羽は足環が付い
おそらく一度保護された個体かと思われます。
そしてこの日のナイトウォッチングで感じたことは、ヤンバルクイ
前日の夜とほぼ同じ枝に止まってる個体が殆どで、全く同じ場所に
此方は特に低い場所に止まっていたので強く印象に残った個体です
この個体を撮影したところでナイトウォッチングを終了。
宿に戻る為に移動を開始すると道路脇に動物を発見。
大きさはウサギくらいにも感じましたが細長い尻尾が・・・
デカいネズミだ!
慌ててカメラを取り出し撮影を試みましたが、タイミング悪く対向
再び顔を出さないかとその場で待機しているとガサガサと音がする
ひたすら連写したなかで顔が撮れた一枚。
それにしても大きい。
こちらのネズミ、気になって調べてみたところ日本最大の野ネズミ
国の天然記念物に指定され、種の保存法で国内希少野生動植物種に
最後の最後まで盛り沢山の一日。
貴重な出会いの喜びも束の間、道路には轢かれて間もないリュウキ
やんばるの森には希少な生き物が多く生息しているので走行には本
そんなことを思いながら宿に戻りました。
後日更新の日記に続く。