2018年11月22~23日 5/2℃ 曇り時々雪
今回の日記はバードウォッチングガイド記。
この度は関東からお越しのお客様をガイドしました。
この時期を選んで秋田での野鳥観察と言えば何といってもハクガン
その他にも北国らしい野鳥が見れたらということで期待に添うこと
先ずは22日の午前、秋田駅にお迎え。
天気予報では両日とも悪天候が予想されていましたが、この時は陽
とは言っても関東と比べると私の体感とは違うと思うので防寒対策
道中は観察種のリクエストなどを伺い、話題にミヤマガラスが出た
じっくりと観察してもらったところで再び移動を始めると数千羽の
その殆どがオナガガモ。
珍カモが混ざっていることも考えられましたが、今回メインとする
ナビの画面で現在地を確認しながら、大潟村へ入ると探鳥地の規模
ハクガンの捜索して間もなく想定通りの場所で250羽ほどの群れ
肉眼でも観察できる場所まで移動することができました。
じっくりと時間をかけて観察することで昼寝に入る個体も多くなり
様々なアングルからの撮影も楽しんで頂き、観察を始めて一時間半
地元の人間でもハクガンの飛翔する姿は何度見ても美しいと
ハクガンの観察に一区切りついたところでマガンやヒシクイの群れ
お客様は猛禽がお好きとのことで其方に力点を置いて探鳥を行う
しかし此方は警戒心が強くあっという間に遠ざかってしまいました
繁殖期は簡単に見られるチュウヒですが、やはり今時期にな
この後は遠くを飛ぶコミミズク、獲物を狙って急降下を繰り返すハ
大潟村入りしたのがお昼頃だったこともあり、あっという間に辺り
防寒対策をしていたとは言え車の窓を開けて探鳥をしていたことも
寒い時期で秋田の料理と言えばきりたんぽ鍋。
漁港近くのお店ということもあり“地のものを”という意味でも男
カップラーメンが好物の私にとってフグ刺しやカニの握り
私の胃袋はさぞかし驚いたことでしょう。
大変美味しゅうございました。
満腹になったところで当初の予定になかったナイトウォッチングを
日中は遠くからしか見ることのできなかったコミミズクを間近で3
近すぎてフレームいっぱいいっぱい。
フクロウはお客様の想定になかったのか大喜びの様子だったので私
~23日~
予報通りの荒れ模様。
朝から吹雪のお天気でしたが猛禽類は活発に動いています。
宿の周辺を偵察がてら見て回り、チョウゲンボウやチュウヒを観察
少し足を伸ばした男鹿の海は白波が立ち、絵に書いたような冬の日
時々吹雪いてくることもありましたが、風が強いことで雲の流れが
海沿いでの観察ということでカモ類を見て回り、お客様はシノリガ
昼前には大潟村へ戻り、シジュウカラガンが見たいとのリクエスト
しかし生憎の天候のため捜索は難航しました。
今年は秋田へ渡来するシジュウカラガンが極端に少ないようです。
殆どの個体が宮城県へ渡っているようで、先々週に1羽、先週4羽
シジュウカラガンは残念ながら発見に至らなかったものの良い形で
水路沿いを飛んでいたことから行動パターンを読み易く風上側へ先
次に見つけることができたのはハイタカ。
例年この時期は落葉している木なのですが、やはり気温が高めに推
お陰で紅葉の中のハイタカを撮ることができましたが、撮影を楽し
目の前の植栽に突っ込んで来ました。
おそらく獲物を狙っての行動だと思いますが植栽の中は角度が悪く、中の様子を伺い知る
暫くすると突然顔を出し辺りをキョロキョロ。
狩りは失敗したようで何かを捕まえてる様子はありませんでた。
お互いが身動き取れないような膠着状態が続きましたが視線を離し
良い形で猛禽の観察が続き気分が盛り上がっていたところでしたが
最後にハクガンが見れたらという話をしていると噂をすると何とや
20羽程の群れが目の前に。
此方を観察して間もなく突如としてハクガンの本隊が姿を見せてく
約300羽の群れが頭上を旋回。
勝手ながら見送りとも思えるようなタイミングで感動のシーン。
空は黒い雲に覆われていましたが、丁度良く陽射しがあったことで
秋田へ遠征しての観察旅行はここまでということで秋田駅へお送り
道中はホオジロガモの群れを撮影したりと新幹線が出発する12分
時間ギリギリまで秋田での観察を満喫して頂きました。
悪天候ながらも観察の方は楽しめたのではないでしょうか。
また機会がありましたら秋田に遊びに来て下さいね。
今回のバードウォッチングガイド記はこれにておしまいです。