2018年12月9日 2/-2℃ 雪時々晴れ
冬将軍到来。
気温の乱高下が激しい今年の師走、暖冬傾向で油断していたところ
遂に本格的な冬がやって来ました。
私の住む秋田市では土曜日のお昼頃から雪が降り続き、降雪量が一
豪雪地帯で知られる県南の横手市では車が見えなくなるほどの積雪
今日は観察するにあたって厳しい予報が出ていましたが、飽きるこ
秋田市から北上する形で大潟村へ向かいますが、思ったほど雪は少
時折ホワイトアウトするよう吹雪きになったと思えば青空が見えた
大潟村へ着き最初に観察したのはミコアイサ。
通称パンダガモと呼ばれるこちらのカモは先週まで♀のみの確認で
秋田では♂の到着は♀に比べると幾分遅いように感じます。
今季未確認の猛禽を探し村内をウロウロしているとマガン・ヒシク
しばし採餌の様子を眺めていると道路を隔てて反対側の田んぼから
四方八方に分かれた群れの一部が此方に飛来。
背景に見えるのは男鹿市の寒風山。
ヒシクイの飛翔シーンを絡めることができお気に入りの一枚に追加
ガンの群れを見ていると畦道にコミミズクのようにして佇むチョウ
ちょうど吹雪いてきたこともあり敢えてスローシャッターすること
吹雪きが落ち着くのを待っているのかな。
私が近くに居るのにも関わらず飛び立つような気配も見られません
不思議に思い暫く観察を続けると・・・
ネズミを補食し始めました。
どうやら私は獲物を捕まえて間もないところに出会したようです。
私が近くにいることで何処で食べようか迷ったのでしょう。
これ以上距離を縮めることはないと判断したのか一度食べ始めると
と言うか詰め込み過ぎ。
秋田弁で云うところの『はばげる』状態。
動画でも補食シーンを撮影したのですが、静止画で撮影している時
レンズを変え、アングルを変え、設定を変え、様々な撮影スタイル
チョウゲンボウを観察した後は場所を移動しオオワシの観察へ。
先週ガイドした際に今季初確認したオオワシ。
前回はお客様優先の観察だったことから今回は自分の思うままに観
久しぶりに真横からの撮影も行いました。
私がこのオオワシを観察するようになって8年、一体この個体は何
長く観察することでだいたいの行動パターンも判りましたが、咋シ
遠路遥々この地へ渡ってくることを毎年観察するようになり勝手な
オオワシからすると『お前なんか知るか』といったところでしょう
しかし不慮の事故だけには遭わないようにと願わずにいられません
怪獣のような声で吠えることを教えてくれたのもこのオオワシ。
鳴くというより吠えるという表現が相応しいと思います。
咋シーズンと全く同じような内容ですが今日は動画でも撮影を行い
少しだけ羽繕いする様子が含まれています。
一頻り観察をしたところで飛び立ちのシーンを撮影しようと粘って
オオワシに別れを告げて農道をウロウロしていると再びチョウゲン
強風に煽られながらも狩りをしているようで、地面に何度も降りて
やはりこの天気での狩りは難しいのか、背の低い植物に止りようや
何気なく見ていましたがこちらのチョウゲンボウ、去年の今時期に見られたチョウセンチョウゲンボウによく似ています。
こちらの個体に関しては要検証。
撮影していると植物を食べ始めたチョウゲンボウ。
ベジタリアンなチョウゲンボウなんて初めて見たと驚いていると、
午前に観察した際には獲物を食べる様子が上手く撮影できなかった
少し距離があるもののネズミを補食する様子が見てとれます。
吹雪きのなかで黙々と食べ続けるチョウゲンボウ。
先々週は食べられる側の観察を行いましたが、今回は食べる側の観
何とも複雑な思い。
厳しい環境のなかでどんな生き物も一生懸命生きている、そんなこ
そして本日最後の画像はチョウゲンボウにも好き嫌いがあるという
❝ モツは食べない派 ❞
『 ゴムみたいで食えん 』
今日の観察日記はここまで。