2018年2月12日 ‐3/-5℃ 曇り時々雪
今日は久々にハクガンの観察です。
ハクガンの越冬地となる秋田には例年11月中旬頃に渡来してきま
これは越冬地となる大潟村周辺の環境がその理由に挙げられます。
村の面積は東京23区と同等面積で、その殆どが水田。
その昔、
渡来当初のハクガンは例年同じような場所で観察されるため、
勿論全く見ないという訳ではなく、
真冬に狙って観察することは少々骨の折れる作業ですが、
闇雲に探したところで埒が開かないので、
暫く探して回るとマガンの群れに混ざるハクガン2羽を発見。
直ぐ傍にいたシジュウカラガンの群れにもハクガン2羽が混ざって
本隊からはぐれて行動しているようです。
群れの一部は新潟県に南下しているようで、
今日は群れの一部と化しているバーダーさんの車が見当たらず。
ハクガンを探すよりバーダーさんの車を探した方が早いと言っても
本隊を探し村内を徘徊してるとハクガンの群れが上空を旋回し着陸
ざっと見たところ200羽以上。
もしかすると新潟から群れが戻ってきたのかもしれません。
さて、見つけたまでは良かったのですがこの後どうするか。
ハクガンが降りたところにはマガンやヒシクイが群れており、
考えた結果、自分もガンになったつもりでアヒル歩き。
足の筋肉がパンパンになる程の体力勝負ですが、
いつ割れるか分からない氷の上を匍匐前進することに比べたら朝飯
努力の結果、ここまで近付けましたがガンの首上げ状態です。
流石に変なヤツがやって来たと思われているようでやや警戒気味。
先ずは警戒心を解いてもらう為その場で暫くの間静止して群れを見
様子を伺っているとハクガンたちは餌を採ったり腰を下ろして休ん
ハクガン単体の群れであればこんなことをしなくても車の中から難
飛ばさないように観察したいという気持ちの表れですが、
こうなっては観察という観察はできないのでその様子を動画に記録
周りを見ても他のバードウォッチャーは見当たりません。
原因はオジロワシ。
オジロワシは2羽現れたことで警戒したガンの群れが飛び立ったよ
不本意な形で飛翔シーンの撮影。
私の努力も水の泡。
とは言っても飛翔してる姿は美しく、
上空を大きく旋回した後、
別の場所へ移動すると思い写真に撮っていましたが、
この後もハクガンの群れを観察しながら辺りを行ったり来たりする
目まぐるしく天気の変わる一日でしたが、
今日の観察日記はここまで。