2019年1月2日
改めまして明けましておめでとうございます。
今年最初の観察日記はバードウォッチングガイド記。
この年末年始、30日~元旦にかけて年跨ぎでガイドを行いました
今回秋田にお越しのお客様は昨年のゴールデンウィークにも来てく
ハクガンの群れをメインにということでしたがその他の野鳥も含め
先ずは秋田空港へお迎えの様子から。
お正月ムード漂う到着ゲート前。
年末寒波でフライトへの支障が心配されましたが大きな遅延もなく
再会の挨拶を済ませ早速大潟村へ向かって出発しました。
先ずはご希望のハクガンの観察から。
雪化粧をした広大な敷地からハクガンの捜索は難航を予想しましたが
青空を飛翔するシーン、飛び立ちから着陸、至近距離からの撮影な
証拠写真程度に撮影した私の画像は一部ダイジェスト版で。
いつもの木にオオワシ。
農道を通せんぼするハクチョウやガンの群れ。
夕暮れ時、活動を始めたフクロウ。
この他にチョウセンチョウゲンボウ、コチョウゲンボウ雄、ミヤマ
万単位のカモメたちが海岸線に沿って移動する様子は動画でご覧下
なかでも特に喜んで頂けたのはコミミズク。
今回の日記ではコミミズクを観察した時の様子を詳しく綴りたいと
冬鳥として渡来するコミミズクはバードウォッチャーに人気が高く
そんなコミミズクを探すため村内をウロウロしているとヒラヒラと
『コミミだ!』
運が良いことにコミミズクは杭の上に止まってくれました。
寒波の影響で餌が獲れていなかったのか早い時間から活動を始めた
周囲を見渡し獲物を探しているようでした。
少し距離を縮め観察をしているとフワリと飛び立ち地面に移動。
自由自在に首を動かし辺りを見渡しています。
楽しく観察をしていたところに水を差すような出来事が。
コミミズクに忍び寄る黒い影・・・
野良猫が現れコミミズクに近寄り始めました。
幸にしてコミミズクは再び杭の上に移動して難を逃れましたが、場合によ
以前ナイトウォッチングでコミミズクを観察していた知人が野良猫に襲われる寸でのところでクラクションを鳴らしコミミズクを救っ
大潟村は年々野良猫が増えているようであちこちで見かけるように
全国的にも問題になっていますが、希少な生き物が野良猫の犠牲に
猫は“絶対に”室内で飼いましょう。
間違っても野に放つことのないようにお願いします。
話を戻し難を逃れたコミミズクはネズミを探しているのか野良猫を気にしているのか頻りに下を見ていました。
不意に飛び立ったコミミズクはあっちをヒラヒラ、こっちをヒラヒラ。
正面から向かってくると顔だけが飛んでくる印象を受けますが、真横から見るとまるで丸太が飛んでいるようです。
近付いてきたと思えば遠退いていったりと私たちはいいように弄ば
少し距離の離れた杭の上に止まったところで動画で撮影。
動画の最後では強風に煽られ吹き飛ばされる様子が見られます。
フクロウの類いは羽毛が密で見た目以上に体重は軽いことから、踏
薄暗くなるともう1羽のコミミも見ることができ、此方の場所には
可愛い容姿とは裏腹に、獣のような足から伸びる爪が物凄い。
この鋭い爪で夜な夜な狩りをしているのでしょう。
夜行性であることと日中は草叢などに隠れていることが多いコミミ
期間中は時々吹雪いてくることもありましたが、撮影時にはタイミ
3日間に渡り年跨ぎで行ったバードウォッチングガイド記はここま
お客様はまた秋田にお越しになるということでしたので、一緒に観