2019年6月22日 25/19℃ 曇り時々雨
休日出勤の朝、テレビを見るとめざまし占いは最下位の牡牛座。
ラッキーポイントは“竹林”ということでしたが行けば一億円が落
もし拾得できるなら最下位のはずがない・・・
私の場合、竹林に行こうものなら蚊に集られて悲惨な目に遇うオチ
くだらぬことを考えながらもいざ仕事に掛かると思いのほか早く片
何処に行こうにも中途半端な時間。
天候も安定せず、出掛けたところでどしゃ降りになる可能性も大。
占いも最下位だったことですし、駄目で元々。
空振り覚悟でアカショウビンの観察に出掛けてみることにしました
自宅から近いということもあり、支度を整え観察場所に到着したの
観察前に用を足そうと思い車を降りると真っ昼間だというのにキツ
化かしに出てきたか。
森に姿を消す時には尻尾が1本に見えたので普通のキツ
尻尾が9本だったら取っ捕まえてやろう。
気を取り直して観察を始めたところ、急に冷たい風が吹き込んでき
これは天気が崩れる前兆。
案の定、雨が強く降り始めました。
アカショウビンが出る気配は感じられず、涼風に吹かれたことも相
果報は寝て待て。
ことわざ通り寝て待つことにしました。
待つ(寝る)こと30分、体を起こし辺りを見渡すと視界に入る赤
アカショウビンが出ていました。
空振りを前提にしていただけに得した気分。
こちらの個体、私の目に狂いがなければ2012年6月3日に観察
アカショウビンの寿命がどれくらいなのか気になり調べてみたとこ
この場所に何羽のアカショウビンが渡来しているのか正確な数は把
枝に止まるアカショウビンは尾羽を上下させたりあくびをしたり。
正面を向いた時にも大きくあくびをしたのでこの時の画像を拡大。
口の中が丸見えです。
その昔、保護したアカショウビンに鮎の擂り身を強制給餌したことがありますが、嘴を触った感触はプラスチックそのものでした。
当時の画像がこちら。
しかしWikipediaを見るとアカショウビンの嘴は柔らかい
シギ類の嘴の先は柔軟に曲がる者もいますが、アカショウビンの嘴
これは間違った情報でしょう。
枝に止まるアカショウビンは体の向きを変え獲物を物色。
狙いが定まると態勢を変え・・・
水中に飛び込みましたが残念ながら狩りは失敗。
カワセミに比べると狩りの成功率は低いようです。
個人的な見解ですがアカショウビンはそんなに器用な鳥ではないよ
場所を変えると再び獲物を狙っているようでした。
通常は林内の湿った場所に降りてカエル・サンショウウオ・サワガ
秋田は田んぼがひび割れを起こすほどの記録的小雨が続いていたの
狙いが定まらなかったのかかなり離れた場所に移動してしまいまし
再び雨が降りだしたことで狩りを諦めたのかこの場所では約20分
私の位置からはかなり離れていたので写真の撮影を止めて動画で撮
特に変わった行動は見られませんでしたが、飛び立ちの瞬間までを
一度視界から消えると暫くの間、姿の見られない時間が続きました
「今日はここまでかな」と思い帰ろうとした時、微かにアカショウ
鳴き声を頼りに移動して、比較的声が大きく聞こえたところで鳴き
つい先日の日記では旅行先で観察したリュウキュウアカショウビン
今回は以前掲載した個体と別個体の鳴き声になります。
【 秋田の個体 】
【 石垣島の個体 】
何度聞いてもリュウキュウアカショウビンの鳴き声は聞き慣れませ
私は秋田県内の個体しか観察経験がないので本州の個体全てが同じ
鳴き声を録音したこちらの場所、杉と一緒に竹が生えていました。
めざまし占いのラッキーポイントはここを指していたのでしょうか
そして鳴き声を聞かせてくれたアカショウビンは思いもよらない場
発見できたまでは良かったのですが、僅か数秒したところで歩行者
特にこれといった行動を見ることはできず観察というよりも撮影し
有名所では遠路遥々足を運ぶ方も多いと耳にするので、自宅近くで
贅沢という部分で最後に小話を一つ。
23日の夜、もう少しで日付けが変わろうとしていた頃にアカショ
6月上旬にも自宅の玄関前で鳴き声を聞いていたのですが、今度は
なんとアカショウビンは我が家の屋根に止まって鳴き始めました。
最初は聞き入ってしまったのですが、これは記念に残したいと思い
鳴き声を拾えるか分かりませんでしたが確認してみると微かにアカ
※音量を最大まで上げて微かに聞こえる程度です。
僅か3分ほどの出来事でしたが、嘘のような本当のお話。
アカショウビンの恩返し・・・
ひょっとしたらとひょっとするかも。
鮎はいらないので今度は日中に会いに来てくれることを期待したところで、アカショウビンの観察記はこのへんでおしまいです。
※23日は調査のため日記の更新はありません。