2019年8月25日 26/20℃ 曇り時々晴れ
長かった夏の終わりが見えてきた秋田県。
先日までの猛暑も落ち着き、秋の気配を感じられるようになりまし
今週も先週に引き続きシギチの観察を計画しましたが、果たして渡
更には休耕田の近くで鳥友さんがアカガシラサギを綺麗に撮影する
農道を進むと田んぼの脇にタカブシギの姿がちらほら。
この数日でタカブシギの渡来数が増えているようです。
休耕田へ到着するとタカブシギとコアオアシシギの姿が見られまし
私の車を目にすることでやや警戒しているように見られたので、直
念の為にカモフラージュネットも張ったところでタカブシギの観察
タカブシギはやや夏羽の残った個体と冬羽に移行した個体が見られ
先週2羽見られたコアオアシシギは単独になっており、採餌の様子
猛禽でも飛んできたのかと思ったらコガモが着水。
突然降ってきたかのように現れたので私の方がビックリしました。
このように鳥が沢山いることで他のシギチも安心して飛来するはず
今日の観察は良いものになるだろうと嬉々としてカメラを構えてい
物凄い風切り音と共に休耕田に居た鳥たちが一斉に飛び立ちました
視界に飛び込んできた黒い影。
四方八方に散らばるシギチを追って飛んで行った黒い影の正体はハ
追われたシギチは錐揉み状態で畦道に降り九死に一生を得たようで
ハヤブサが登場したことにより休耕田は藻抜けの殻。
楽しくなるはずの観察が一転、先週と同様に待ちぼうけの時間の始
アカガシラサギの姿も無く今日はこのままで終わりそうな予感。
しかし先週とは体感温度がまるで違い、吹き込む風も涼しく感じら
座席を倒し寝そべっていると何か動いたような気が・・・
よく見てみるとタシギが草の陰から姿を現し周囲を確認しているよ
暫くすると安全が確認できたようで餌を採り始めました。
猛禽の急襲に備えてか稲穂に沿うようにして移動しながら餌を採っ
このコソコソした感じがたまらない。
どうも稲穂の付け根にヒルのような生物が生息していることを知っ
過去の観察記録を振り返ってみると、秋田では8月の第4週からジ
オオジシギとタシギは容易に見ることができることから、この時期
タシギを観察しているといつの間にか畦道から現れた謎のジシギ。
「 なんだこいつは 」
何とも微妙な特徴のジシギが出てきました。
ジシギの識別ポイントは沢山あり、それをここで語るとマニアック
私の場合“好き”という気持ちが先行して鳥を見ている人間なので
正直なところ専門的な知識はほとんど持ち合わせていないので意識
詳しい人ならこのジシギをどう判断するのだろうと考えながら取り
動画の終わりにはドジョウを捕らえたシーンを見ることができます
こちらのジシギ、何者であるか気になったのでジシギに詳しい方の
私としてはチュウジシギのような気もするのですが、右側からの見
暫く観察をしていると不意に答え合わせのポーズを見せてくれた謎
なんとびっくり、まさかのタシギ。
これにはジシギに詳しい方も驚いたようで・・・
ベテランの方も騙されるような個体でしたが、タシギにも個体差がかなりあり典型的な個体以外は意外と難儀させられるとのことで色々とアドバイスを頂くことができました。
ちょっと残念でしたが、これはこれで面白い観察経験。
タシギに夢中になっているとハヤブサの急襲から逃げたシギチたち
足早に移動しながら餌を採っています。
こちらは渡り鳥ではないので旬のものとは言えませんが、考えてみるとイソシギがどの様にして繁殖しているのか見たことがありません。
図鑑などで調べてみると北日本においては漂鳥扱いになっていますが、真冬の海辺でも見掛けることがあるので人知れず繁殖しているのだと思います。
賑やかになった休耕田で終日観察を楽しむことができましたが、残
また来週の観察で良い形での出会いに恵まれることを願い休耕田を
何とびっくり、私の死角からアカガシラサギが飛び上がりました。
いつから居たのか分かりませんが咄嗟の出来事で証拠写真すら残す
本当に惜しいことをしてしまいました。
最後の最後は何とももったいない結末になってしまいましたが、来
本日の観察日記はここまで。