2020年10月25日 16/11℃ 曇り時々雨
西高東低の気圧配置で大荒れの週末、今回も先週に引き続き男鹿半
天気図を見ると等圧線が非常に混んでおり、天気図が物語るように
このような状態で鳥の観察をするなど正気の沙汰ではありませんが
海も大時化、荒れ狂う日本海。
昭和世代には懐かしい東映のオープニングシーンのようです。
病的な野鳥観察は吉と出るか凶と出るか。
風に煽られながら車を走らせ目的地に辿り着くとホオジロ科の珍鳥
そして別の場所でも1羽確認。
いかんせん風が強すぎてまともに観察できる状態ではなく、地形的
今季私が力を入れるのはウグイス科の鳥の観察。
前回の日記を更新してからウグイス科の鳥について質問を頂いてい
今回もこの類の鳥を観察しようと探鳥を始めたところ、間もなくム
鳴き声を頼りに探してみたところ藪の中を移動するムジセッカを見
結局半日を潰して撮影できたのは冬鳥として渡来してきたジョウビ
一気に渡来してきたようで、そこかしこで見ることができました。
【 雄 】
【 雌 】
依然として風の強い状態が続き海沿いでの観察は厳しかったことか
のんびりとハクチョウの観察でもしようかと車を走らせると渦を巻
電線に止まる個体も多くコクマルガラスが混ざっていないかチェッ
少し前までは淡色型・中間型・暗色型と呼ばれていましたが、現在
コクマルガラスはミヤマガラスの群れに少数混ざりますが人工物な
これを踏まえて上の画像を拡大してみると成鳥の近くには亜成鳥の
やはりコクマルガラスはミヤマガラスの群れに混ざっていても何処
少し距離を縮め観察しようか悩んでいたところ、電線から降りてき
ミヤマガラスと同様にゴミを漁ることはありません。
採餌はもっぱら落ち穂拾いです。
成鳥は通称パンダガラスとも呼ばれますが、サイズも小さく鳴き声
そんなコクマルガラスの観察を続けていると野球場のネットに屯し
騒ぎの原因は突如現れたオオタカ。
こちらはネット越しに撮影した画像ですが、この後とんでもない展
怖いもの知らずのカラスは誰彼構わずちょっかいを出しますが、大
しかしこの時、オオタカが突然牙を剥きました。
ネットを巧みに利用してカラスの行く手を阻むと1羽に狙いを定め
この様なシーンをテレビで見たことはありましたが、まさか自分が
狩りの下手な若鳥がカラスを襲うのは合点がいきますが、成鳥がカ
襲われた仲間を心配してかネットの上からハシボソガラスの群れが
この騒ぎにミヤマガラスの群れはこの場所を離れ遠くへ飛び去って
突然の出来事に私も動揺を隠せませんでしたが、そっとその場を離れ癒しを求めてハクチョウたちが群れる田んぼへ移動。
農道を走っていると不意に飛び立った小鳥を目にし、確認してみたところノビタキが2羽。
先月はそこかしこで見られたノビタキも現在は全く見られなくなっ
随分と渡りの遅いペアはどちらも警戒心0といった様子で良いモデ
様々なシチュエーションで撮影を楽しませてくれたノビタキ。
無事に目的地へ渡って欲しいものです。
ノビタキの撮影後、再び農道を移動しているとヒバリと一緒に飛び
ヒバリが飛び立つ際よく耳にする『ビュルッ』といった鳴き声とは
ノビタキでもなければホオジロでもありません。
一瞬目にした姿もヒバリより小さく見えたことから田んぼに降りる
正体はツメナガホオジロ。
私にとってこの鳥を田んぼで見たのは初めてのケース。
少々驚かされましたが、何より自宅近くで確認できたことに嬉しさ
行動についてはいつものステージと何等変わることはなく速足で田
羽の模様がカモフラージュ効果を生み出し何処に居るのか分からな
思わぬ出会いは更に続き、この後に目にしたのはムナグロが2羽。
こちらはこれといった動きはなく、ただジッと強風に耐えているよ
この頃から雨足が強まり車の窓を開けていられない状態に。
あれやこれやと観察しているうちに肝心のハクチョウをゆっくりと
群れにはアメリカコハクチョウも1羽混ざっており強雨のなかせっ
本格的な冬が到来するとオオハクチョウの群れが渡来しますが、そ
この様に午後からはちょっとした出会いが続き日記の内容は節操の
本日の観察日記はここまで。