2020年2月11日 2/-3℃ 晴れのち曇り
今回は雪に閉ざされた大潟村を巡回連絡。
冷え込みが続いたことと、一晩でまとまった積雪があったことでフ
氷結した水路にワシが居るだろうと思い、水路沿いを進むと予想通
特に何をする訳でもなくポツンと佇んでいます。
その様子を見ていると何処からともなくもう1羽オジロワシが飛来
着氷のシーン。
突然飛来したオジロワシにおののくカラス。
元々居た個体の近くに降りましたが、付かず離れずといった微妙な
暫く見ていましたがたまに羽繕いをするくらいでこれといった動き
そんなこともあり他にも氷上で休むワシが居ないか探してみるとオ
しかしこちらの個体もぼけ~っとした感じで特に動きを見せることはありませんでした。
雪で閉ざされた大潟村は餌が採りにくくなったせいかガンの姿は疎
狩り場の猛禽たちはどうしてるのかと思い足を運んでみるとハクチ
居残り組が所狭しとひしめきあっています。
ハクチョウの他にもマガン・ヒシクイ・シジュウカラガン・ハクガ
その様子は動画で撮影。
強風の影響で映像がかなり揺れるため閲覧の際にはご注意を。
大潟村を含むその周辺を広範囲に偵察してみましたがこれといった
ネズミを探しているようで地面を見ながら飛んでいます。
私の方へ飛んできたコミミズクは目の前で方向転換。
真っ正面から見ると顔が飛んでくるような印象ですが、真横から見
あっちを飛んだりこっちを飛んだりを繰り返していると次第に距離
ここからコミミ祭りの始まりです。
エリア中央まで移動すると更に飛翔するコミミは増え、同時に6羽
しかし全ての個体を一つのフレームに収めることは難しく、この時
始めに観察した個体はエリア外に出てしまったので、合計で7羽の
複数個体があちこち飛び交うことで、どの個体に焦点を当てたら良
私から見て正面の個体を見ていると、至近距離で真後ろを飛ぶ個体
個体によっては翼下面が純白でケアシノスリを彷彿とさせる個体も
個体によって色合いの違いが見てとれますが、外側尾羽の模様から
狩り場がガンの群れに占拠されてるためか限られたエリアで狩りを
フワフワと飛翔するコミミズクはほとんどの個体が狩りに勤しんで
この場面を狙って撮影を繰り返しましたが、不規則な動きであるこ
急降下する場面をカッコよく表現するため縦構図でも撮影しました
狩りの場面を言葉で表すと急降下となりますが、実際に見る印象は
雑とも思える狩りを繰り返すコミミズクが私の直ぐそばに。
「顔から落ちたのか?」と思うくらいの勢い。
うつ伏せの状態で羽をばたつかせ獲物がどのような状態にあるのか
このような格好から一見狩りに成功したかのように見えるものの、
飛び立ちの瞬間を捉えた画像を拡大してみると鳥とは思えない猫の
この鋭い爪で獲物を捕まえているようですが狩りの成功率は極めて
不恰好な狩りを続けるコミミズクたちをチョウゲンボウが高みの見
『下手くそな狩りしてんな』とでも言いたげに見えなくもありませ
一体いつになったら獲物を捕まえるのかと思い、可能な限り飛び立
画像を拡大するとネズミの捕獲に成功したことが分かります。
最大で6羽同時確認したコミミズクは時間の経過と共に数を増やし
この狭いエリアに何羽のコミミズクが潜んでいたのか・・・
離れた場所に塒をとっていた個体が飛来している可能性も否めませ
このような場面を見ることで、1羽につき一日あたり何匹のネズミ
それと同時に頭に浮かんたのは空腹の状態で何日耐えることができ
今季は暖冬傾向でそれほど空腹の場面になることは無かったと思い
主に夜に行動する鳥ということもあり私の疑問が解明されることは
もう間もなくコミミズクを始めとする冬鳥たちが秋田を離れます。
あと何回姿を見ることができるのか分かりませんが、北帰行が本格
今回の観察日記はここまで。