2020年2月20日
本日の日記はノハラツグミの観察記。
先日更新したガイド記でも触れましたが、今回は観
遡ること今月1日、県外から足を運んでいた知人バードウォッチャ
私も一目見てみたいという思いから、確認された場所を中心に捜索
それから2週間が経過した15日。
帰省中の大学生バードウォッチャーから『ノハラツグミが出ている
話を伺ってみたところ発見して間
辺りを少し見て回りましたが、この時私はガイドの途中であったこ
それから数時間後。
ご夫妻で野鳥観察しておられる方から連絡が入り内容を確認してみると・
血圧急上昇。
有難いことにリアルタイムでノハラツグミの情報を頂くことができ
現地に急行してみると情報のあった場所に鳥の姿は見当たらず。
飛んでしまったのだろうかと思いつつ、じわりじわりと車を寄せて
しかし再び飛来する可能性も否めなかったので暫し待ってみるとツ
私の血圧は更に急上昇。
至って普通のツグミでした。
この茶褐色が灰色に化けてくれないかと妄想を続けていると、採餌
「化けた!」
ノハラツグミが姿を現しました。
こちらの鳥、日本国内では ❝稀な迷鳥❞という扱いになっており秋田県内でこの先確認される可能性は極めて低いと言えるようなド珍鳥。
よって観察難易度は・・・
最大難易度のどら焼き5つ。
誰が考えてもこの評価になるでしょう。
さて、初めて見たノハラツグミですが図鑑に記載されているようにツグミに比
手持ちの図鑑で調べてみたところツグミよりも2cm大きいようで
また実物を見て思ったことは青みがかった濃い灰色をしており、脳
地面にいる時間は短く最寄りの木の枝へ移動。
枝に止まっている時間が長くなかなか地面に降りてくる気配が見ら
どうもこちらの個体は警戒心が強いようで周囲の動きに対して過敏
観察を続けると幹に近い枝から場所を移動して別の木の枝先へ止まり、地面
翼上面、若しくは下面、尾羽が開いた姿を見てみたいと思い、地面に降り
待てど暮らせど降りてくる様子は見られず、一体いつ降りてくるのかと肩の力が抜けた瞬間動きを
やや慌てたところはありましたがタイミングとしてはバッチリだったと思います。
どんな写真が撮れているのかと連写した画像を確認。
「なんだこれ」
地面に降りたノハラツグミは長居することなく一瞬で視界から消え
30分ほど待つと突然飛来してきたノハラツグミ。
地面にダイレクトに降りてくることは少ないようで警戒心の強さが
この時も枝に止まっている時間は長く、周囲の様子を確認している
ここでも辛抱強く飛び出しの瞬間を狙います。
しかし撮影できた画像はピンぼけ。
粗末な画像ですがこの角度で見てみると頭部から後頸に比べると腰から上尾筒
ちょっとでも特徴が分かる画像を残せてよかった。
安全が確認できたのか地面に降りたノハラツグミは5mほど移動。
地面にいた虫を捕まえるような仕草を見せたかと思うと直ぐに飛び
ツグミと同様に開けた環境を好むようですが、周囲には似たような
捜索して見つけたところでこれほど警戒心が強い相手となると飛ば
やはり定点で待つことが最良のようです。
それから暫くして姿を現したノハラツグミ。
しかしこの時は不意に飛んできたカラスを警戒し一瞬で居なくなっ
この日のノハラツグミの観察はここまで。
そして翌日観察に出向いたのは10時頃。
朝の早い時間帯は頻繁に姿を見せてくれたようですが、私が現地に
前日姿を見せていたペースを考えると既に姿を見せてもよいと思え
それから数時間が経過した14時過ぎ。
待機して間もなくノハラツグミが飛来。
この時姿を見せたのは20秒ほどだったでしょうか。
地面に降りることはなく視界から消えてしまいました。
私はこの日もガイドをしていたことから、お客様にノハラツグミを
初めて観察することができたノハラツグミ。
陽に照らされると銀色
今回この貴重な鳥を観察することで私個人の秋田県内観察種は30
野鳥観察を始めて10年1ヶ月、ようやく目標を達成することがで
今まで沢山の方から情報を寄せて頂き貴重な経験を重ねることで達
改めて皆様に感謝申し上げます。
これから先、秋田県内において初めて見る鳥との出会いは少ないこ
本日の観察日記はここまで。