2020年3月17日 8/2℃ 晴れのち雨
今回の日記は地元において出涸らし感が否めないコヒバリの観察記。
遡ること15日の日曜日、旅先で観察をしていると一通のメールが
宛先を確認してみたところ支部所属の先輩から。
その内容は『コヒバリが出ています』とのことで、スマホも持つ手
「何故このタイミングで・・・」
秋田県内においてコヒバリの観察例は少なく私は未だお目にかかれ
翌日16日からは仕事が立て込み多忙な日が続く予定となっていた
ここで必殺技の“珍鳥が出るとお腹が痛い病”を使うことはできず
与那国島から帰ってきた翌日、Twitterを見てみると地元バ
ただ指を咥えて見ているだけの私に鳥神様が降臨。
急遽入った17日の仕事先を確認してみるとコヒバリが出ている場
最大のチャンスが到来しました。
この機会を逃すといつ観察できるか分かりません。
野鳥の情報は生モノであり、貴重な情報を活かす為にも17日は早
そして私の計算通りに仕事は進み、正午を少し過ぎたところで現地
ここから昼休みを潰して1時間一本勝負の観察が始まります。
こちらが私にとって初見となる珍鳥コヒバリ。
幸いにもこの日は鳥友さんの観察日で、現地から逐一コヒバリの動
生で見るコヒバリは色が淡く非常に地味な印象。
同じヒバリ科の鳥でコヒバリによく似た鳥でヒメコウテンシという
【 コヒバリ 】
【 ヒメコウテンシ 】
ヒメコウテンシの写真は早朝の時間帯に撮影したもので朝焼けの色
同じ条件で観察したヒメコウテンシはもっと淡い色をしていたもの
両者を比べるうえで大きなチェックポイントは嘴。
コヒバリの嘴は膨
また図鑑上では両者とも淡黄色という記載があるものの、コヒバリの方が若干黄色みが強いようです。
【 コヒバリ 】
【 ヒメコウテンシ 】
但し、行動に関して大きな違いは見られず。
観察中は採餌をしている時間が長く、地面を這いつくばるように動
何か特徴の解る決定的なシーンを捉えたいと考え、伸びをする姿を
そのため伸びのポーズは最大まで拡大。
ここでの収穫は通常の状態では見られなかった外側尾羽。
この白い外側尾羽に関しては手持ちの図鑑に記載がなかったことか
その他に見ることができたのは短い冠羽を立てた姿。
ヒバリほど長くはありませんが、短い冠羽を持っていることが分か
この冠羽は驚いたり緊張したりすると変化が見られるようで
観察をしてるいる間に二度ほど離れた草地に身を隠すことがありま
こちらは上空を確認する姿。
突如猛禽が現れる場所なので、のんびり採餌をしていると拐われて
この時に上空を飛んでいたのはトビとノスリでしたが然程気にする
ハイタカのような猛禽が現れると直ぐに身を隠してしまいますが、
楽しい時間はあっという間に過ぎ、コヒバリの観察はここまで。
もっと時間に余裕があれば違った発見もあったのかもしれませんが
後日知った情報になりますが、コヒバリはこの日の翌日に抜けてし
コヒバリはヒメコウテンシに比べると日本に渡来する数が少ないよ
本日の観察日記はここまで。