2020年3月8日 16/2℃ 晴れ
今回の日記はキレンジャクの観察記。
自宅から程近い場所に長期滞在中のレンジャクの群れは、日によっ
ピーク時に500羽を超えた群れは一時50羽くら
シーズンによっては全く姿を見ることのない不思議な鳥ですが、何
現在は当たり前のように毎日見られますが、このようなチャンスが次に
僅かな時間でも毎日観察できるからこそ今までと違った何かが見え
そんな気持ちで観察を続けているレンジャクの群れは、住宅街に点
車だけではなく人通りの多い場所ですが、激しい往来を気にするこ
こちらの街路樹はエンジュという木であることを他所様から教わり
花の季節が終わると豆のような実をつけますが調べてみたところマ
見た目通りそのまんまでした。
枝にしがみつき採餌をすることが多いものの、ホバリングをしなが
しかし群れることで枝が揺らされホバリングでは狙いが定まらない
街路樹に群がり採餌を繰り返すことで多くの実は地面に落下してお
渡来当初の警戒心が嘘のようです。
近付いて観察してみると連なるような実を丸飲みしていることが分
地面に落ちた実を摩り潰してみると中には黒色の種が入っており、
ナナカマドの実は消化が悪いのか排泄物で地面はオレンジ色に染ま
街路樹ということもあり、実が落ちるのは歩道だけではなく路側帯
元々交通量の多い場所であることと、警戒心が薄れてきたことで車
路側帯ならまだしも道路の真ん中に降りたり、舗装の亀裂に溜まっ
安全に水を飲める場所は沢山ありますが、所構わずといった様子で
日々観察を重ねることで頻繁に水を飲みに飛来する場所であったり
水飲み場の近くでじっと待っていると次々に群れが飛来します。
不用意に動かなければピントが合わないほど至近距離に飛来するこ
水溜まりがレフ板代わりとなり、下から照らされることで普段見る
場所を変えて深い水溜まりの前で待つと水浴びをする姿を見ること
さながら公衆浴場といった雰囲気。
この場面は動画でも撮影したので、入れ替わり立ち代わり群れが飛
観察を続けると場所を巡って小競り合いをする場面が多く見られ、
三つ巴の戦いといったところでしょうか。
過去の観察を振り返ってみると採餌をする場面の観察が多く、今回
単純に渡来数が多いだけではなく、長期滞在してくれたお陰で今ま
当たり年中の当たり年とも思える今季ですが、もしかするとこんな
街路樹の実もほとんど食べ尽くし、地面に落ちた実も清掃されると
それまでの間、残り僅かなチャンスを活かし観察を重ねていきたいと思い
キレンジャクの観察記はここまでとなりますが、おまけ的な話題を一つ。
これから様々な野鳥が繫殖期を迎えますが自宅から程近い場所で見られるヤマセミはどのようにしているのか気になり久しぶりに観察してきました。
この日見られたのは♂2♀1の合計で3個体。
そのうち2羽はペアで行動しており、繁殖が期待できそうだったので営巣が見込まれる場所の調査も。
以前はもっと個体数も多く簡単に観察を楽しめる場所でしたが、かなり環境が変わってしまった所も見られ個体数の維持が難しい状態にあるのかもしれません。
先ずはこの日見られたペアがうまく繁殖できることを願っています。
本日の観察日記はここまで。